TBSドラマ「私の家政夫ナギサさん」が後半に入り、ナギサさんの過去のエピソードが始まりましたね。
メイがナギサさんの家に押し掛けた際、昔の(2015年の)手帳が登場しました。
それを受け取ったナギサさんは普段の温厚なキャラからは考えられないような難しい顔をしていましたが...
当記事は原作漫画を基にしたネタバレです。
あの手帳は誰のもの?
ナギサさんが持っていたあの手帳は箸尾玲香(はしおれいか)という女性のものです。
第6話時点では名前が出ていませんが、エンディング付近で病院にいた女性です。
ナギサさんと箸尾玲香の出会いはソルマーレ製薬でMRをしていた頃に遡ります。
ナギサさんと箸尾玲香
ナギサさんは過去にソルマーレ製薬という大手製薬会社でMRをしていました。
もともとは工業系の学校を出て医療や家政夫とは無関係な仕事に就いていたのですが、母の病気をきっかけに医療関係の仕事(つまりMR)に転職しました。
中途採用ながら短期間で優秀なMRへと成長したところに、箸尾玲香が入社してきます。
直接の上司部下という関係ではないものの、箸尾玲香は急激に成長したというナギサさんに憧れ、懐いていきます。
心折れる箸尾玲香
当初はやる気に満ち溢れた新人でしたが、過酷すぎるMRの仕事に精神を削られ、心が折れてしまいます。
それでも表面上は明るく、「辛い」という言葉も冗談めかして言うだけなのでナギサさんを含めた他の同僚たちはSOSに気付けませんでした。
手帳の内容
箸尾玲香はナギサさんのスキルや努力の姿勢を学ぶため、片っ端からメモをしています。
手帳には日々の予定のほかに、ナギサさんの言動がメモされています。
原作漫画では手帳に弱音を書いてはいませんでしたが、ドラマ版ではメンタルがやられ苦しんでいることを書き連ねている様子が描かれていますね。
ナギサさんのトラウマ
原作漫画では手帳には精神的に辛い状況であることは一切書かれていませんでした。
ナギサさんは、箸尾玲香が心を壊して会社を辞める直前にこのノートを拾ったものの、返すタイミングがなくそのまま持ち続けています。
中身は見ておらず、「一番近くにいたのにSOSを受け取れなかった自分を恨んでいるに違いない」という思いから「戒め」としてあの手帳を持ち歩いています。
実際は...
箸尾玲香が病院にいたことで、ナギサさんは「箸尾さんはまだ心の病が治っていない」と落ち込みます。
ですが実際にはすでに完治しており、あの病院にいたのは就職するためです。
実はソルマーレ製薬を退職した後は当時支えてくれた彼氏と結婚しており、さらに子どもも生まれ、現在は幸せな生活を送っています。
最後に
TBSドラマ「私の家政夫ナギサさん」第6話に登場した2015年の手帳とそれにまつわるエピソードを原作漫画を基に紹介しました。
ドラマ版は原作漫画と異なる点が多いですが、原作の重要なポイントは改変していません。
第6話からのナギサさんの過去エピソードもおそらくは原作をリスペクトした内容になることでしょう。