個人規模でウクライナの魅力を紹介し続けている僕ですが、実はオタクです。
アニメや漫画が好きで海外でもコスプレイベントなどがあれば当初の予定をねじまげても参加しています。
そんな僕がウクライナの首都キエフのアニメショップを紹介します。
目次
アニメショップ パルサー
キエフには何店舗かアニメショップがあるのですが、まともに日本アニメを扱っているお店はパルサーだけでした。
まずは概観をご覧ください。
ね?
※書かれている文字「Pulsar там」は「パルサーはココ」です
オタクでない方は「なんか日本のアニメキャラの看板がある」程度にしか思わないかもしれません。
簡単に説明しますと、このキャラクターは地上波に乗らない同人界のゲームが発祥の一大人気ジャンルである東方プロジェクトのチルノというキャラクターです。
つまり、入り口の時点ですでにワンピースやナルトなど地上波で放送されるような人気のアニメよりもオタク向けのキャラクターを扱うことを公言しているわけです。
わくわくしますね。
場所
住所としては
Vulytsya Verbova, 17А, Kyiv
なのですが何を言っているかわからないと思うのでgoogle mapをご覧ください。
最寄り駅
最寄りはPochainaという駅になります。
独立広場などがあるMaidan Nezalezhnosti駅から通称ブルーラインと呼ばれる南北に伸びる地下鉄で北へ4駅です。
地下鉄の乗り方はこちらも参考にしてください。
入り口がわかりにくい!
最初のドアを入ってすぐに守衛さんのカウンターがありますが、その手前の右手が入り口のドアになっています。
1枚目のドアを開けて守衛さんの机の手前を右です。
入り口がわかりにくく、初めて行ったときは建物まではたどり着けたもののショップに入るドアがわからず無念の帰宅をしています。
守衛さんに「右だ」とジェスチャーで教えてもらったものの、「外に出て右だ」と勘違いしてぐるっと建物を回って水タバコショップなどを巡ってから帰りました(苦笑)
こちらの公式動画がわかりやすいので参考にしてください。
駅からのルートを紹介する動画は削除されてしまいました。
営業時間に注意!!
パルサーは夕方、暗くなる前に閉店します。
日本の感覚だと、特に平日は学校や会社が終わってからが本番ですがパルサーはその時間に行ってもやっていません。
さらに言うと、夕方以降暗くなってからはこのエリアはあまり治安がよくないそうです。
私はたとえブログのためであっても、海外で夜中に「危険だ」と言われてる場所に行くようなことはしません。
ですのでパルサー近辺が夜中に本当に危険な場所になっているのかどうか正確な情報は提供できません。
ま、旅行者がわざわざ暗くなってから目当てのお店もやっていない時間に「危ないかもしれない場所」に行く意味はないでしょう。
品揃え
さすがに日本のアニメショップ大手であるアニメイトなどと比べたら雲泥の差ですがいろいろそろっています。
引用:YouTube Аниме Магазин Pulsar
日本の漫画をロシア語に翻訳したものや、フィギュア、マグカップ、抱き枕、Tシャツなどなど。
日本の駄菓子も人気です。
高級品扱いのためガラスケースの向こうに陳列されており手に取ることはできません。
ねじこまれる韓流スター
アニメショップパルサーの一角にはK-popスターの生(?)写真コーナーもあります。
ねじ込まれたのかウクライナ人にとって同じ極東アジア枠なのかわかりませんがそれなりににぎわっていました。
お値段は?
ロシア語の勉強のために漫画を買いましたが日本円で500円程度でした。
値段は漫画以外はちょっと高めです。
一番驚いたのは日本の駄菓子です。
個人的に大好きで日本では束で買っていたコレが小袋で500円です。
キットカットはまさかの1200円です。
ただ、これはウクライナに限ったことではなくヨーロッパでの日本の駄菓子はだいたいこんなものです。
ちなみにイギリスではうまい棒が1本で1ポンド(160円)でした。
客層
気になる客層ですが、老若男女入り乱れています。
・・・言い過ぎました。
さすがに高齢の方はいらっしゃいませんでしたが、OLさんや兵士さん(コスプレ?)の方などの社会人風の方から高校生、中学生くらいの子たちまで。
そして男女比率に偏りが少ないようにも感じました。
日本人が行くとどうなる?
実はウクライナ人は意外にシャイです。
チラチラと横目でこちらを確認するものの積極的に話しかけて来ることはありません。
話してみたい場合はこちらから声をかける必要があります。
仲良くなれそう?
日本から持ってきたオタクグッズがあればあっという間に囲まれます。
日本のお菓子を配ってみるのもアリでしょう。
特にお餅系の食感のお菓子や抹茶味のお菓子が人気です。
イラストを描けるのであれば連絡先を交換するのも簡単です。
特にデジタルで描けるのなら、iPadで目の前で描いてみせ「あなたにこのイラストを送ってあげるからLINE交換しよう」とか言えばOKです。
※ウクライナではLINEユーザーはとても少ないのでWhatsappかTelegramを使いましょう
若い人であれば英語が喋れる人が多いのでこちらが臆せず話しかければ待ってましたといわんばかりに話してくれます。
こちらが知らないようなコアなネタまで話したがるのでむしろ中途半端な知識だとこちらが困惑するレベルです。
※当然ですが個人差があります。
スタッフは英語が喋れるうえにアニメが好きで、店員なので頻繁に会うことができます。
狙い目です。
ウクライナでの人気タイトルは?
2018年時点でよく売れているのは以下のタイトルのようです。
ナルト
進撃の巨人
ワンパンマン
東京グール
ナルトは「忍者アニメ」なので人気が高いのはわかりますがワンピースが意外に人気がないのが驚きでした。
個人的に友達になった方は
化物語
俺の妹がこんなにかわいいわけがない
僕は友達が少ない
このすばらしい世界に祝福を
などのファンが多い印象です。
ちなみに上記ラインナップは2018年夏のものです。
ウクライナでもいくつかの方法を使えば日本のサブスク(huluやU-NEXTなど)を契約できるため、配信さえされているのなら現地でもほぼリアルタイムで視聴が可能です。
そのため、比較的新しいアニメを知っている人も多いです。
最後に
ウクライナの首都キエフにあるアニメショップを紹介しました。
日本の漫画やアニメグッズが所狭しと並んでおり、ウクライナ人のアニメファンが詰め掛けています。
興味のある方はぜひ足を運んでみてください。
現地のオタクと仲良くなれるかもしれませんよ!
ちなみに、首都のキエフでは年2回、ガンダムの聖地・オデッサでは年1回、その他ハリコフやリヴィヴなどの地方都市でコスプレイベントが行われています。
いくつかのイベントをレポートしていますので興味がある方はご覧ください。