日テレドラマ「トップナイフ 天才脳外科医の条件」で脳神経外科の部長をしている今出川孝雄役を演じる俳優は誰でしょうか。
部長という肩書きではありますが医者としての技術はそれほど高くないようです。
よく勘違いされますが、医師に限らず上司は部下がやっている業務のスペシャリストというわけではありません。
部下をまとめ上げる人心掌握術やリーダーシップに長けた人が上司になるのが本来の会社の正しい人事です。
なぜか日本では「人心掌握術」を悪い技術かのように考えている人がいますが、本来上に立つ者には必須といってもいい能力です。
今出川孝雄も同様に医師としての執刀技術よりも人を見る能力が高い人物です。
脳神経外科の部長・今出川孝雄役の俳優は誰?
三浦友和です。
「ミウラ」「カズ」という単語からサッカー界のレジェンド、キングカズを思い浮かべる人もいますが全くの別人です。
今でも中年の魅力がありますが、若い頃もイケメン俳優として人気がありました。
現在の三浦友和の奥さんである山口百恵と共演した作品が次々と大ヒットしていました。
個人的にはドラマ版「世界の中心で愛を叫ぶ」のアキ(朔太郎の高校時代の恋人)の父親役や「就活家族~きっと、うまうきく~」のリストラされたことを言えずに苦しむ父親役などが印象に残っています。
キリっとした顔の厳格な父親役の印象が強いですが、今回はちょっと呑気なところのある上司(脳神経外科の部長)を演じます。
プロフィール
名前:三浦友和(みうらともかず)
生年月日:1952年1月28日(67歳)
出身地:山梨県甲州市
身長:178cm
血液型:AB型
事務所:テアトル・ド・ブッシュ
今出川孝雄とは
ここからは原作小説を基にした記述が含まれます。
ネタバレの可能性がありますので、キャスト情報のみを知りたい方はここでお引き返しください。
今出川孝雄は東都総合病院の脳神経外科のです。
医者としてはあまり能力は高くなく、人を見る目に優れたリーダーです。
一瞬も失敗できないピリピリした現場を和ませるべく呑気でおしゃべりなキャラクターを演じています。
先生は「センセ」と発音したり、笑顔でゆっくりと喋る姿が周囲からはやや軽薄に見えています。
リスキーな症状を前にすると「その場しのぎ」で乗り切ろうとする悪癖がありますが、トップナイフを目指す医師たちは1つでも多くの難手術をしたいと考えているので暴走しすぎないように緩衝材的な役割となっています。
ドラマ版では天才脳外科医を集めたのは今出川で、それには理由があることが仄めかされています。
原作では東都総合病院は日本の最高学府である東都大学の系列病院のため、今出川が誘わずとも野心のある医師が集まるような環境です。
原作では唯一、小机幸子を勧誘するシーンがあります。
今出川が何のために天才を集めているのかは原作では明かされていません。
最後に
日テレドラマ「トップナイフ 天才脳外科医の条件」の脳神経外科の部長・今出川孝雄を演じる俳優は三浦友和です。
今回は白髪頭にメガネをかけた、ややお調子者な上司役です。
軽薄なノリなのはトップナイフを目指す医師たちがギスギスしているために和ませようとしているのかもしれませんね。
原作では「調子のよさと運のよさで上り詰めた」とされていますが、今出川の世渡り戦略のように見えます。
上司はリーダーシップを取り部下をまとめ上げるのが仕事なので、部下がする仕事を完璧にできる必要はありません。(もしできるならリーダーという役を任せてしまうのは技術を無駄にすることになります)
個人的には正しい戦略を取っているように感じます。