SnowManというジャニーズアイドルをご存知でしょうか。
結成そのものは2012年(前身ユニットも含めるとさらにその3年前)ですが、デビューシングルは2020年という長い下積み経験のあるアイドルです。
そんなアイドルですが、デビューシングルからわずか1年半で炎上騒動が発生しています。
私は熱狂的なファンではありませんが、今回はアイドル側が可哀想に感じました。
炎上内容
5thシングル「Secret Touch」が12月1日にリリースされるのですが、ライブ中に「ミリオン達成のためにファンへ大量購入を強要した」というものです。
これだけ聞けば「うわ...ジャニーズもAKB商法に手を染めたんか...」となりますね。
ただ、実際のSnowManメンバーの発言はちょっとニュアンスが違います。
「ミリオン狙ってます」
「5枚目もミリオン行きたいです」
「チームSnowMan行けるよな!ミリオン獲るぞ!」
などの発言です。
前者2つは何ということのないセリフですね。
問題は3番目のセリフです。
ここでの「チームSnowMan」は「アイドルメンバーとファン一丸となって」という意味に取れますが、それが「ファンに大量購入を強制した」というひん曲がった受け取られ方をしました。
強制・強要なんてしてないじゃん...
私はライブには行けなかったため、実際に「絶対に買え。買わないやつはファンじゃない」のような強要発言が絶対になかったとは言えません。
ですがそこまでの発言であればもっとSNSでこのセリフが拡散されているはずですよね。
「チームSnowMan行けるよな!ミリオン獲るぞ!」などの発言を「大量購入してミリオンにしてください」とおねだりしているように感じたのでしょう。
ちなみに、SnowManはデビューシングルを本人が大量購入しており、それに啓発されてファンも大量購入をしたという過去があります。
その過去と組み合わせれば、おねだりの意図があったと考えること自体は妥当です。
でも「強要」とまで言われるほどのことなのでしょうか...
炎上でPVを稼ごうとしている「行儀の悪いまとめブログ」や「行儀の悪いYouTube」では、正確な発言ではなく意図的に曲解して悪意のある表現を使っています。
いわゆる「伝言ゲーム」状態で、参加している人が悪意を持っているため拡散されるにしたがって悪意も膨らんでいます。
さらにネット上ではファンを装った「炎上を楽しみたい人」がいることも忘れてはなりません。
SnowManに限らず、グループアイドルは個別のファンが別のファンを炎上させようとするケースが多いですし、別のアイドルグループがなぜかファンを騙って焚き付けを行っていたりもします。
冷静に判断しましょう。
ファンとの溝
個人的には「チームSnowMan」という表現を使っているのは「メンバーとファンが一丸となってミリオンへ」という意味に感じました。
「一緒に頑張ろうぜ」という意味であり、「俺たちのためにドン〇〇注文しちゃえよ」のような意味ではないように見えます。
ファンをお客様ではなくメンバーの一員のように思っていたからこその発言ではないでしょうか。
もちろんこれは私個人の勝手な想像であり、アイドル側の公式見解ではありません。
アイドルに好意的な想像ではあります。
でも、アイドルのファンならそれでよくないですか?
わざわざ悪意のある受け取り方をする必要あります?
最後に
SnowManが可哀想な炎上をしていたので記事にしてみました。
今回の件はアイドル側は「ファンも仲間。だから一緒に頑張ってくれる!」と思っていたらファン側(の一部)が「いやいや。私ら金づるじゃねーから」と冷めた態度だったという不幸な話に見えました。
私は「CDの大量買い」そのものには否定的ではありますが、アイドル側にとってはミリオン達成は人気のバロメーターになっているのは間違いないので「ある程度は仕方がない」と思っています。
お金が余っていたり、他の趣味への出費を削ってでも応援したいという強い熱を持っている人が(無理のない範囲で)追加購入をしてあげればいい話です。
別に「大量買いせずはファンに非ず」というルールを発表したわけではありませんので、そこまで目くじらを立てることではないと思います。
SNSで誰もが大声を出せる時代になったことで、曲解してネガティブな感情を振りまく人が目立つようになりました。
ネガティブな感情はポジティブな感情よりも伝染しやすいです。
もしあなたが今回のSnowMan炎上事件に後から参加しようとしてこの記事に辿り着いたのなら、ネガティブな感情に伝染しているかもしれないと疑い、ニュートラルな立場で判断をしてください。
私は「絶対に炎上に加担するな」とは言いません。
あなたがあなた自身の判断で「いや、やっぱりこの発言はダメだ」と思うのなら無理にファンでい続けなくてもいいです。
でもせめて静かに離れましょう。