朝ドラ「スカーレット」第3週では酒田圭介が泉田あき子に一目ぼれするストーリーが展開していました。
泉田あき子の喋り方や態度があざといと話題になっていますね。
荒木荘を出て行く圭介にも不満の声が集まっています。
あざとい!
泉田あき子は「泉田工業」のお嬢様です。
ですのでお金持ちで、圭介とのデートでは毎回デパートで買い物をしているようです。
喋り方もお高くとまっている気がしますね。
やや上目遣いで媚びたような喋り方なのでとてもあざといと感じます。
一方で圭介の周囲にいる女性、特に喜美子に対してはかなりの警戒心を持っています。
年齢や立場を考えるとまだ18歳で圭介自身も妹扱いしている喜美子より自立しているちや子の方が警戒すべきな気がしますね。
ちや子が忙しすぎてまだ会っていないだけなのかもしれませんが。
たかが女中でしょ?
あき子は喜美子を下に見た言動が多いです。
ゴンの散歩で荒木荘を通る際に喜美子と話をすることはありますが、基本的には「私は圭介さんの彼女よ」という自慢話をするために話しかけています。
一方の喜美子は圭介から常に相談を受けているため、次のデートの予定なども把握しています。
あき子はこれが気に入らないようで「なんで知っているの?」と不満気です。
喜美子が荒木荘での食事の件に言及した際には「女中さんだもんね」と納得したようです。
さらには圭介に対し「たかが女中でしょ」と言い放っています。
荒木荘を出て一人暮らしして欲しい
圭介が荒木荘のことばかり話したことで限界を迎え、「荒木荘を出て欲しい」と言い出します。
お金に困ったことのないお嬢様らしい無茶振りですね。
なお圭介もお金持ちの息子なので引越しをすることに金銭的な問題はなかったようです。
なおドラマでは言及がありませんでしたが、ノベライズ版では圭介は大学の寮に引っ越しています。
泣きながら外へ出るも入り口の横で待つ
あき子の最後のシーンは昭和らしいあざとい行動でしたね。
あき子の「女中」発言に圭介が怒り、泣きながら飛び出したと思ったら玄関の真横で圭介が出てくるのを待っていました。
私は数々のあざとい行為のうち、この「追いかけてくるのを待つ泣く女性」が最も苦手です。
「私を構って!」という意図が出すぎです。
この不満はいい不満
個人的にはこの「泉田あき子があざとい」という不満の声はあってもいいものだと思いました。
というのも、「ストーリーがおかしい」「演技がおかしい」などのドラマそのものが成立しないというものではなく、視聴者が喜美子に感情移入した結果の不満だからです。
夢中になっているからこそ、視聴者がまるでスカーレットの世界の住人(さらに言えば荒木荘の住人)のような気持ちで喜美子に味方しているからこその不満です。
あき子の存在は「あざとい」という不満こそあれ、朝ドラ・スカーレットそのものの欠点にはなっていません。
視聴率こそ20%の大台を割れることがありますが、多くの人が惹きつけられている物語になっているのではないでしょうか。
最後に
朝ドラ「スカーレット」に登場した泉田あき子は視聴者に様々な感情を持たせて退場していきました。
圭介とあき子はこの後荒木荘には近寄らなくなります。
近々喜美子は信楽に戻ることになります。
圭介とはもう会えないのでしょうか。
圭介を演じた俳優の年齢を考えたら大学生の役だけで終わるようには思えません。
小児科の医師になった圭介と再会するシーンがあるといいですよね。