朝ドラ「スカーレット」の川原家は大阪で借金を作って信楽に逃げています。
幼少期編では実際に借金取りが現れ、草間宗一郎が立て替えるという騒動がありましたよね。
あのとき借金取りは「また来月もお願いしますわ」と言って去っていきました。
あれ以来借金取りが現れるシーンは描かれていませんが借金は完済したのでしょうか。
当記事はノベライズ版を基にしたネタバレが含まれています。
お気を付けください。
借金は増えている!?
実は喜美子が大阪に行ってからも借金は減るどころか増える一方です。
というのも、喜美子が丸熊陶業に就職し毎月1万円の給料がもらえると思っていたからです。
その喜美子は就職が破談になり、大阪の荒木荘で女中として働いています。
女中の給料はなんとわずか1000円です。
丸熊陶業の1万円は当時でも異様に高い額ですが、逆に1000円もまともな生活が成立しない額です。
※当時の大卒の初任給は6000円とされています
喜美子に関してはとある事情で給料の他に収入がありますが、それでもどうにもならないようです。
満足に薬も買えない
これまであまり描かれていませんでしたが、母親のマツは貧血で薬を必要としています。
川原家はそのお金を用意できず、病院に薬を取りに行くのは直子や百合子の役目です。
これは大人が取りに行くとお金を払えと言われてしまうからです。
子どもがお使いでやってくると甘くなるのだそうです。
川原家に出入りする若者二人
あの二人は川原常治が雇っています。
常治の運送業を手伝っているのです。
雇ったのは喜美子がまだ信楽にいたころで、丸熊陶業で働くために収入が増える考えていたのと、運送業自体も事業拡大をもくろんでいたためです。
しかし残念ながら川原常治には先見の明がなく、思ったように事業は拡大できません。
川原常治は自分の家庭を無視して他人にやたらといい顔をするタイプなので、お金がないのにこの若者たちに食事をさせ、さらには自分の(つまり川原家の)お金で飲みに誘っています。
さらには常治は足をくじいてしまい、運送業の規模は縮小してしまいます。
そしてそこに追い打ちをかけるようにこの二人は・・・
最後に
朝ドラ「スカーレット」の川原家の借金はなくなっていません。
少なくとも大阪編が終わるまでは借金は増え続けています。
喜美子が丸熊陶業に就職できないのに二人の若者を雇ってしまい、さらに運送業は拡大できず、その上この若者たちに裏切られてしまいます。
この父がいる以上、借金が減ることは考えにくいですね。
喜美子も今後高給取りになる可能性はなさそうです。
最後まで借金をしたままなのかもしれませんね。