NHK版ミストレスが最終回を迎え
ました。
尺が足りず強引にハッピーエンドに
持っていったような内容で打ち切り
だったと言われれば納得してしまい
そうな内容でした。
4人を順番に見て行きましょう。
※もともと10話の予定だったので
打ち切りではありません。
柴崎香織
結局逮捕されませんでした。
愛人の別荘に薬を持っていったが
渡していない。
勝手に愛人がバッグから抜き取った
から私は潔白。
家に帰ってからも薬がなくなって
いることに気付かなかったしストックの
管理も特にしなかった。
という政治家なみにいい加減な供述で
警察は納得したのでしょうか。
なお、この「事件」はネットで拡散され
香織のクリニックは続けられなくなり
「旅に出る」とわけのわからないことを
言っています。
それって要は「高飛び」ですよね?
唯一本当のハッピーエンド 野口友美
日本に帰ってきた「死んだはず」の夫。
愛人のもとに転がり込んでおきながら
友美に復縁を要求していました。
公園に呼び出した友美は「さよなら」と
告げ、直後に刑事が夫を確保しています。
不法帰国(?)だったのでしょうか。
これにより友美の保険金はパーになりましたが
安岡周平との将来に向けて歩き出して
います。
4人の女性の中で唯一きれいな
ハッピーエンドですね。
急転直下で丸く収まった?原田冴子
会社の同僚の子を身籠った浮気女の冴子。
夫の悟史は離婚届を突きつけ、別居した
冴子に荷物を取りに来るように言いますが
なぜか「別れるのは無理だ」と言い出し
他人の子どもを育てていく決意をしました。
意味が分かりませんよね。
なぜ他人の子どもを育てる決意をするに
至ったかが全く描かれておらず、旦那が
何を考えているのかわかりません。
また、冴子は冴子で同僚に
「こーんないいやつだとは思わなかった」
などと色目を使いだしています。
ちなみにその同僚は大阪への異動を申請
しています。
他人の子を育てるという地獄の選択肢を
選んだこの夫婦はバッドエンド目前です。
普通にバッドエンド・水島樹里
遊び人の水島樹里は「真実の愛」に
目覚め、レズビアンの女性と不倫関係に。
もうこの設定の時点でつっこみどころ
満載です。
最終的に「好きだから別れたい」と
別々の道を歩くことを決意します。
普通のバッドエンドです。
ところで真実の愛って何だったのでしょう。
今の時代、同性愛に関しては否定的な
意見を言うことは許されない風潮がありますが
異性愛だろうと同性愛だろうと不倫はNG
です。
同性愛だったら不倫でも真実の愛だなんて
ありえません。
同性愛も異性愛と同じように語れることが
本当に差別がない状態のはずですよね。
打ち切りっぽい
前述の通り、もともと10回の予定で
第10話が最終回なので打ち切りでは
ありません。
ですが香織への警察の取り調べが
あんな簡単に終わるとは思えませんし
冴子の旦那がなぜ急に他人の子を育てる
気持ちになったのかも描かれていません。
急展開すぎて打ち切りに見えてしまい
ますね。
最後に
NHK版ミストレスが混沌としたまま
終わりを迎えました。
結局まともにハッピーエンドになった
のはシングルマザーの野口友美だけです。
柴崎香織は結局子供のような言い訳で
警察の手から逃れ、クリニックを閉め
高飛びすると宣言しています。
冴子はなぜか旦那が離婚の意思を撤回し
他人の子を育てると言い出します。
そして樹里は単純に相手を別れた
バッドエンドです。
最後までカオスな内容でしたね。
もしかしてコメディドラマだった
のでしょうか。
そう考えると面白いドラマだったと
言えなくもありませんね。