2020年版半沢直樹の後半、帝国航空編に登場する紀本常務。
演じている俳優は誰でしょうか。
原作小説「銀翼のイカロス」を基に、タスクフォースのリーダー・乃原や帝国航空、そして進政党の箕部幹事長との関係などをネタバレします。
目次
紀本常務役の俳優は誰?
段田安則です。
朝ドラ「ぴあの」「ふたりっ子」「オードリー」、大河ドラマ「翔ぶが如く」「太平記」「秀吉」「真田丸」などに出演しています。
プロフィール
名前:段田安則(だんたやすのり)
生年月日:1957年1月24日(63歳)
出身地:京都府京都市山科区
身長:170cm
血液型:A型
事務所:シス・カンパニー
紀本常務
東京中央銀行の債権管理を担当する常務です。
旧東京第一銀行出身者、いわゆる旧Tの有力者です。
ドラマ版では最近までニューヨーク支社に勤務していました。
原作小説の紀本平八
ここからは原作小説「銀翼のイカロス」を基に紹介します。
ドラマ版では紀本常務に関係する重要な人物を演じる役者の年齢が大きく離れていることもあり、原作小説とは設定が異なる可能性があります。
原作でもドラマ同様、旧T側の有力者です。
今回のエピソードの中心となる帝国航空は東京第一銀行がメインバンクでした。
そのため、紀本常務は帝国航空の経営陣とも個人的に親しいようです。
債権放棄派
タスクフォースにより各銀行は7割もの債権を放棄するように迫られています。
銀行にとっては容易に飲める条件ではありませんが、紀本常務は「他行が検討しているのなら協調する必要がある」という、消極的な賛成の立場を取っています。
紀本と箕部幹事長
紀本がいた旧東京第一銀行と箕部幹事長は長い付き合いがあります。
憲民党時代に建設や運輸の大臣職を歴任していたこともあり、土地開発などの公共事業の情報を使った「錬金術」に加担していたのが旧東京第一銀行でした。
帝国航空の再建話が持ち上がっている今現在も箕部と紀本の関係は続いています。
銀行員生命を賭けた債権放棄
紀本常務は役員会で、東京中央銀行が帝国航空の債権を放棄しないのであれば役職を捨てるとまで言い放ちました。
※半沢直樹の上司である内藤部長により「(メインバンクである)開発投資銀行が債権放棄した場合に限る」という条件をつけています
紀本と乃原
タスクフォースのリーダー・乃原は紀本常務と旧知の間柄です。
小学校の同級生でした。
より具体的には、学級委員を務め人気者だった紀本と、いじめられていた乃原という構図でした。
しかし、当時の関係と今の関係は真逆になっています。
乃原は弁護士として様々な企業の再建に携わる内、旧東京第一銀行の後ろ暗い融資に気付きました。
そしてその秘密を使い紀本を脅しており、今回の帝国航空の債権放棄に繋がっています。
債権放棄の行方
進退を賭けて実行させようとした債務放棄ですが、メインバンクの開発投資銀行がまさかの反対の立場を取ったことで東京中央銀行も債権放棄に反対の立場となりました。
箕部幹事長の20億円
旧東京第一銀行は箕部幹事長に20億円もの巨額の融資をしています。
この融資を通したのは紀本の部下の灰谷という銀行員でした。
もちろん、紀本はこの融資の稟議書に目を通し、捺印しています。
紀本常務のその後
紀本常務は旧東京第一銀行時代の問題貸し出しにより、常務辞任が既定路線となっています。
最終的には紀本は観念し、行内調査に協力し始めました。
なお、この問題貸し出しにより東京中央銀行は大きなダメージを受け、中野渡頭取自身も辞任することになります。
最後に
2020年版半沢直樹の後半、帝国航空編に登場する紀本常務を演じる俳優は段田安則です。
紀本常務は旧東京第一銀行に箕部幹事長に不正な融資をしており、タスクフォースのリーダー・乃原がそれを知って債権放棄を迫っています。
原作小説ではこの乃原とは小学校時代の同級生ですが、ドラマでは演者同士の年齢差が14歳あります。
ドラマ版では設定が変更になるかもしれませんね。