シン・ゴジラでおそらく多くの人の
脳裏に焼きついたであろう攻撃手段。
それが無人在来線爆弾です。
ギャグなのか本気だったのか。
矛盾だらけの攻撃手段に観客は大興奮？
無人在来線爆弾
足元に爆薬を積んだ在来線をぶつけて
ゴジラの足止めとした、画期的すぎる
戦術です。
何線？
緑の山手線
水色の京浜東北
オレンジの南武線
黄色の総武線
オレンジと緑の東海道線
だと思われます。
※間違いがありましたらご指摘お願いします。
矛盾点
今までなかった画期的な手段ですが、
今までなかったのは矛盾が発生するから
だったのかもしれません。
移動したらどうするんだ！
ゴジラには足があります。
移動するんです。
都内の鉄道網は発達しているとはいえ、
ゴジラが線路上から移動したら当たりませんよね。
実際、無人在来線爆弾投入直前にゴジラは
数歩動きました。
20%超の血液凝固剤が投入されたことで
動きが鈍っていたとはいえ、あと数歩
ずれていたら線路から離れていたでしょう。
在来線の前に突撃した新幹線のときは
ゴジラが眠っている（充電している）という
前提があり、それを起こすためのもの
だったため辛うじて理解できますが、
無人在来線爆弾はゴジラが暴れた際に
足を狙って動きを止める役割でした。
シンゴジラでは、日本政府は会見一つ
するのにも会議が必要というフットワークの
重さが表現されています。
であれば、ちょっとゴジラが動いただけで
使えなくなる手段を取るのはおかしい
のではないでしょうか。
十両編成は無駄だろ！
一両で十分ですよね？
全車両に爆薬を積むのであれば、十両
であった意味があるのですが、映像を
見ると、先頭車両が爆発するだけで
後ろの車両は跳ね回っています。
映像美としてはいいのですが、電車の
車両がいくらするのかを考えると
ちょっと苦笑いですよね。
そもそもゴジラに線路が壊されたんじゃ？
線路に石が置いてあるだけで脱線する
電車が、ゴジラが街を蹂躙した状況で
走れるのでしょうか。
映画内では突貫工事で線路を復旧したと
言っていますが、もっといい方法があった
のではないかと困惑してしまいます。
そんなもの帳消しになるほどの面白さ！
リアリティを追求したら矛盾が出てくる
のはある意味で当たり前ですよね。
なんせ、現実にはゴジラは存在しないの
ですから。
そんな些細な問題なんて忘れて、激しい
在来線アタックにみんあで盛り上がりましょう！
最後に
無人在来線爆弾。
ネーミングが秀逸ですよね。
現実では実現することはありえない
設定ではありますが、日本の誇る鉄道が
自衛隊でも敵わなかったゴジラの足止めに
成功する。
かっこいいじゃないですか！
ちょっとくらいの矛盾点には目を瞑って、
童心に返って楽しみましょう！！