NHKドラマ「ディア・ペイシェント」の主人公・真野千晶の父を演じる俳優は誰でしょうか。
千晶の父も医師で、以前は大学病院で出世コースを歩んでいましたが現在は山梨県で個人診療所をしています。
原作小説を基になぜ出世コースを諦めたのかなどを紹介しますのでご覧ください。
目次
真野千晶の父を演じる俳優は誰?
千晶の父の名前は真野徹(まのとおる)と言います。
演じているのは伊武雅刀です。
ちなみに若い頃には頻繁に芸名を変えており、伊武専、伊武正巳、伊武雅之を名乗っていました。
俳優としての姿が有名ですが、実は声優として活動していた時期があります。
あの「宇宙戦艦ヤマト」ではデスラー総統と司令官の藤堂平九郎の二役を演じています。
現在は声優としての活動はしていませんが、唯一デスラー総統の役だけは受けているそうですよ。
ドラマでは2019年に「ボイス 110緊急指令室」で本郷ホールディングスという巨大企業の会長役を演じました。
一連の事件の犯人は会長の息子で、会長は事件を隠蔽しつつもクレイジーすぎる息子を持て余していました。
金や権力で自分の都合のいいように世界を捻じ曲げる役でした。
今回の「ディア・ペイシェント」では地域の住人から信頼されている村のお医者さん役で、黒い部分はありません。
プロフィール
名前:伊武雅刀(いぶまさとう)
生年月日:1949年3月28日(71歳)
出身地:東京都中野区
身長:175cm
血液型:A型
事務所:パパドゥ
真野徹とは
千晶の父・真野徹は山梨県で真野診療所の所長をしています。
妻が認知症を患っており、近々医師を引退し妻との時間を作ろうと考えています。
原作での父
ここからは原作小説を基にした記述が含まれています。
ネタバレがあるかもしれませんのでお気を付けください。
元エリートが山梨の村医者になった理由
実は千晶の父はかつて東京の大学病院で治療法のない病気の研究をする出世コースを歩いていました。
大学病院では論文や医学書を書くのが中心の研究を主体とした医師でした。
しかし治療法のない難病を見つけ出すことに嫌気がさしていました。
いつか治療法が見つかるかもしれないですが、多くの場合は実を結ばずに患者は亡くなっていきます。
その徒労にも思える研究に耐えられず、山梨へと移り住んで「患者を診て診察する」という医師になっています。
真野診療所
千晶の父は真野診療所の院長(所長)ですが、実際には一人で切り盛りしている「ひとり院長」です。
週一回、山梨大学からパート医が手伝いに来る以外は、基本的にすべての患者の全ての症状を千晶の父が信察しています。
スタッフは看護師が二人と医療事務として千晶の妹の万里が手伝っています。
山の例え話
千晶の父は病気を山に喩えて話すことがあります。
山梨県で「山」と言えば誰もが富士山を思い出しますが、実際にはたくさんの山があります。
病気も同様で、患者一人ひとり症状も診断結果も治療方法も違います。
父は千晶に「患者はそれぞれ違う」ということを伝え、「患者と一緒にその山を登ってごらん」と寄り添う診察を提案しています。
家族より仕事を優先していた父
千晶や万里など娘の進路にも一切口を出さない放任主義でした。
仕事を最優先しており、まだ千晶たちが子どもの頃に母の誕生日にレストランに行った際も、怪我をした患者のために誕生日のお祝いをせずに家に戻っていきました。
父と母
千晶の母は認知症を患い、1年前から老人ホームに入所しています。
父はずっと仕事を中心に生きてきましたが、母を蔑ろにしていたわけではありません。
医師を辞めようと言い出したのも、母との最期の時間をできるだけ多く取ろうと考えているためです。
最後に
NHKドラマ「ディア・ペイシェント」に登場する千晶の父を演じるのは伊武雅刀です。
個人的には昨年の「ボイス 110緊急指令室」のイメージが強いので腹黒い行動をしないか不安になってきますが、原作通りならば千晶の父は村の住人に愛される素晴らしい医師です。
放任主義で仕事を第一にしてきた父ですが、千晶は父を尊敬し、医師として困難にぶつかったときにはよく相談をしています。
「理想の村医者」を体現したような存在です。