フジテレビ系ドラマ「ダイバー」の第1話ではなぜかやたらと韓国料理屋が登場し、ネットの一部で「フジテレビがまた韓国をごり押ししてる!」と不満の声が上がっています。
ちなみに、このドラマの原作にはオレオレ詐欺のエピソードは存在しますが、特に韓国は登場しません。
目次
韓国料理屋じゃないとダメだったのか
「必然性」はないですよね。
上述の通り原作では登場しておらず、わざわざオリジナル様子として付け加えています。
舞台は兵庫県ですが、兵庫県は韓国人が際立って多い県ではなく、韓国料理店もたくさんあるわけではありません。
ただ、「外国人女性を侍らせる悪人」というテンプレ的なキャラを描きたかった可能性はあります。
後述しますが、この韓国料理店で働いていたカタコトの韓国人女性は海藤社長と繋がっています。
一昔前ならフィリピンパブで働く女性がこの立ち位置でした。
韓国のごり押しなのか?
ネットでは「韓国をごり押ししている」と騒がれていますが、本当にそうでしょうか。
「ごり押し」とは、「無理にでも自分の主張や見解を押し通そうとすること」が本来の意味です
「韓国のごり押し」という場合は「たいして流行ってもいない韓国のものを誰もが好きだと錯覚させるように無理やり褒めたたえる」というような意味で使われますよね。
今回はそうでしたか?
詐欺集団という最低すぎるクズが食事に行っているだけであり、他に客がいない寂れたお店でした。
流行っているようには見えないですよね。
料理もとくに美味しそうに演出するわけでもありませんでした。
韓国料理好きな海藤社長の秘密
この韓国料理屋で働く韓国人の店員は詐欺集団の海藤社長とグルです。
詐欺で得たお金はマネーロンダリングのために世界中の銀行を回って最終的に韓国人店員シン・ソミンの口座に流れています。
つまり韓国人であるシン・ソミンを称賛するのではなく、犯罪者の一味として描いています。
むしろネガキャンだったのでは
お店自体も流行っておらず、働いている韓国人も犯罪者の一味。
これでは韓国をごり押ししているというより、むしろネガキャン(ネガティブキャンペーン)になっているのではないでしょうか。
少なくともこのドラマを見て「きゃー韓国料理美味しそう!韓国素敵ー!明日は観光料理を食べに行きたいわ!」とはならないですよね。
まだごり押しと騒ぐには早すぎる
第1話で頻繁に韓国料理店が登場したのは、店員が詐欺集団の社長とグルだったからです。
ドラマ内に登場した「韓国」はこの料理店だけです。
しかも海藤社長は早々に殺害されてしまったため、第2話以降でこのお店が再登場するかもわかりません。
次回以降また韓国ネタが登場するかはわかりませんし、今回の韓国料理店だけでごり押しだと騒ぐのはちょっと過剰反応ではないでしょうか。
【追記】一話だけだった
第二話では韓国料理屋も韓国ネタも登場しませんでした。
よかったですね(?)
最後に
日本人の韓国アレルギーはすごいですね。
もちろん「あちらが先」ですし、実際に流行ってもいないものを大々的に取り上げている本当のごり押しも多いので韓国を嫌いになる人が多いのはわかります。
ですが今回のドラマ「ダイバー」での韓国料理店をごり押しと言うのはちょっと反応が過剰すぎる気がします。
今回の内容はむしろ韓国下げでした。
今後、D班の行きつけがこの韓国料理屋になったり、黒沢兵悟が韓国人の店員と恋に落ちるようならまた大騒ぎしましょう。