新海誠監督の「秒速5センチメートル」の
ヒロイン・アカリ。
第1話の「桜花抄」ではメインヒロイン
ですがその後はあまり描かれていませんね。
第3話「秒速5センチメートル」では
遠野貴樹ではない人との結婚が決まって
います。
大学時代から就職、そして結婚相手と
思われる男性について小説版を基に紹介
しますのでご覧ください。
なお当記事は私感が含まれています。
新海誠監督の意図していない受け取り方を
している部分があるかもしれませんので
ご注意ください。
アカリの大学時代
アカリは都内のマンモス私大に通って
います。
※大学名は明かされていません。
学部は日本文学科です。
アカリは小学生の頃、図書館で本ばかり
読んでいましたがそれからもずっと
読書好きだったようです。
また、大学生になる頃には幼少期の
引っ込み思案な性格はなくなっており
普通に友人が作れるようになっています。
就職先
都内に大店舗を展開している書店の
チェーン店に就職しています。
最大手ではないものの業界2位3位を
争う大手企業です。
3年間は書店の店員として働いており
4年目からはバイヤーとして活動して
います。
バイヤーとなってからは顔の知らない
不特定多数のお客さんではなく、
出版社の営業職などの顔の見える相手と
接することが多くなっています。
ちなみに、結婚後もアカリは仕事を
続けています。
結婚相手
結婚相手と思われる男性もその中の
一人です。
仕事中はエリートっぽい雰囲気を持って
いますが、プライベートではゆるゆるな
人でした。
アカリは「思ったよりも馬鹿な人」と
評価しています。
もちろん悪い意味ではなく、呑気な
姿を好ましいと感じています。
この人物が結婚相手であるとは明言
されていませんが、アカリが結婚指輪を
はめているのは27歳の頃で、大学卒業後
就職して4年目からバイヤーをしている
ため時期としてほぼこの人物で問題ないと
思われます。
そして踏切へ
映画でも描かれていた、踏切で遠野貴樹と
すれ違うシーン。
あの時すでにアカリは新婚生活を始めて
います。
住んでいるのは吉祥寺ですが、踏切の
場所は代々木上原から代々木公園へ
向かう途中のものです。
アカリは幼少期から成長するに従い
周囲への怯えが消えているのですが、
その強さを身に着けたのは「誰かから
奪った」という感覚があったようです。
「誰かの大事なものを借りたまま」という
漠然とした気持ちのまま、窓から見える
桜の花びらを見て代々木公園に行くことを
思い立ちます。
最後に
「秒速5センチメートル」のアカリの
大学時代以降を紹介しました。
幼少期の怯えた姿はなくなり、普通の
女子大生として元気にやっていますが
心の奥底では「誰かから大事なものを
借りたままにしている」という意識が
残っています。
それは遠野貴樹と最後にあったあの日に
口にした「大丈夫だよ」という言葉なのだと
思われます。
遠野貴樹はあれ以来誰からもその言葉を
かけられず苦しみ続けており、一方の
アカリは大学時代も社会人時代も
極限の苦しみをほとんど味わわずに
生きています。
アニメ映画「秒速5センチメートル」では
描かれていないアカリの大学生以降を
踏まえてもう一度視聴してみるのはいかがで
しょうか。
Huluなら「言の葉の庭」など新海誠監督の
アニメ映画も観ることができます。