太陽フレアの影響が9月8日に発生する
という報道で、航空機への影響やスマホ
など電子機器の異常が気になりますね。
実は、そんなマイナスの影響だけでなく、
素敵な現象が発生する可能性があるようです。
目次
日本でオーロラが見える！！かも
夜空にかかる光のカーテン、オーロラ。
オーロラといえば、アラスカなどの
高緯度に行かなくてはみれないと思って
しまいますよね。
それがなんと、日本でも発生する可能性が
あるのです！
そもそもオーロラって？
実は、21世紀の今でもオーロラの発生
メカニズムは正確に解明できていない
そうです。
ですが、これまでの研究では、オーロラは
太陽フレアが引き起こす現象ではないかと
言われています。
太陽フレアによって発生したプラズマが、
地球の磁力線に沿って降り注ぎ、大気中の
酸素や窒素の原子を刺激することで光が
発生し、オーロラという現象になると考え
られています。
なんでアラスカのような高緯度でしか見られないの？
これは、地球が巨大な磁石であるためです。
つまり、北極・南極の磁力によって太陽
から発生したプラズマが引き寄せられて
いるわけですね。
低緯度オーロラ
実は、そんな高緯度でしか見られない
オーロラですが、比較的低緯度でも
観測のできる、低緯度オーロラという
ものもあります。
よく写真などで見られる緑や虹色の
カーテンとは違い、赤い色をして
います。
これは、夕焼けと同じ原理で、
低い位置で大気中の不純物が影響して
いると考えられています。
日本でも見れる！！
今回はなんと日本でも見ることが
できるかもしれません。
場所は？
低緯度オーロラといえど、やはり緯度は
高ければ高いほどいいのは間違いありま
せん。
ということで、場所としては北海道が
最適です。
北海道よりは可能性が低くなりますが、
東北も十分チャンスはありそうです。
ただし、北ならどこでもいいかというと
そうでもありません。
天気
まずは天気が悪ければ当然見ることが
できませんよね。
北海道では、旭川や網走では雨や曇りの
予報となっています。
石狩地方ではなんとヒョウの予報まで。
9月に入ったとはいえ、夏の終わりかけに
ヒョウとは。。。
暗い場所
オーロラは淡い光のため、他の光に
邪魔されると肉眼で確認できなく
なってしまうことも。
具体的には、家など建物の明かりですね。
ということで、札幌など都市圏に住んで
いる方は、少し車で郊外に出ましょう。
大きな公園や山であれば空気も澄んで
見やすいでしょう。
また、光という意味では、月明かりも
避けたいところです。
時間
基本的には、9月8日は24時前後まで
チャンスが続きます。
しかし、前述のように、月明かりでさえ
オーロラの邪魔になります。
月が昇るのは、20時前。
ですので、暗くなる18時から、月が
昇り始める20時前までがチャンスと
言えるでしょう。
過去に日本でオーロラが発生したことは？
あります。
実は、低緯度オーロラというのはこれまでに
何度か発生しており、最近では1989年に
観測されています。
その際は、北海道だけでなく東北地方でも
肉眼で見ることができ、さらには新潟市
では肉眼でこそ見えなかったものの、
新潟大学の研究チームが分光撮影に
成功しています。
さらに遡ると・・・
正式な科学的研究資料としては残って
いませんが、日本史上なんども発生
しているようで、「赤気」と呼ばれて
きました。
記録に残っている最古のものは、なんと
1150年です。
鎌倉幕府設立前ですね。
この頃は、今ほど夜に明かりが多く
なかったためか、京都で観測されて
います。
他にも、太陽の黒点極大に前後して
何度も観測されており、1859年には
国内では紀伊半島で、そして海外では
ハワイやジャマイカ、キューバなどの
低緯度地域でまで観測できています。
こう考えると、今回のオーロラは
かなりの高確率で観測できそうですね。
北海道や東北に住んでいる方は、
ぜひ外に出てみてください！
