こんにちは、猫の下僕です。
柔道、面白いですよね。
柔道巧者同士の大会ではなかなか
技が決まりませんが、素人の私が
プロの方と練習させてもらったところ、
何の技をかけるかを指定されている
にも関わらず、気が付いたら畳の上でした。
柔道家、すごいです。
全日本柔道選手権が開催されました。
NHKでも3回戦の途中から放送されていた
ので、ご覧になった方も多いのではない
でしょうか。
見ていた方は気づいたかもしれません。
なんと、審判に女性の姿が！
男子柔道の審判が女性というのは
珍しいですね。
全日本柔道選手権は、体重制限のない、
男子柔道の最強を決める大会です。
そんな最高峰の大会の審判を務めた
天野安喜子さんを調べましたので
ご覧ください。
天野安喜子さん、驚きの経歴
なんと、花火師です。
「たまやー！かぎやー！」の掛け声を
知らない人はいないと思います。
その「かぎや」、鍵屋の宗家として
15代目を継いでいます。
創業350年以上という由緒正しき花火師
です。
観客動員数日本一の江戸川区花火大会では
100名の職人を統率するリーダーです。
あの江戸川区花火大会の統率をしている
のが女性というのは驚きですね。
柔道と天野安喜子さん
柔道の審判員としては、以下の通り。
全日本柔道連盟審判委員会副委員長
講道館評議員
なお、選手としては、小学校1年生で
父親が柔道を開設した頃から続けて
いました。
共立女子高校の1年生時代に、団体戦で
世界チャンピオンを下して優勝に
貢献するなど目覚しい活躍をしています。
大学卒業と同時に花火師という家業に
専念するという理由で、引退しています。
なお、柔道の腕前はなんと六段！
審判の方々は実力もすごい方ばかりの
ようですね。
現役引退後、審判員や柔道整復師などの
資格を取り、選手としては引退しても
柔道に関わってきており、今年2017年、
ついに全日本柔道選手権の主審を務める
にまで至りました。
女性審判を認めなかった日本柔道連盟
日本国内での審判員は男性が多く、女性の
進出が若干遅れています。
全日本柔道選手権を主催する日本柔道連盟は、
これまで女性審判員を認めてきませんでした。
2017年、はじめて女性審判員にも試合を
捌く権利を与え、その一人目として
天野安喜子さんが選ばれています。
世界大会ではすでに主審の経験も
全日本柔道で、初の女性審判を務め
た天野安喜子さん。
世界大会、特にオリンピックなどは
外国の女性審判員を見かけたかたも
いるのではないでしょうか。
天野安喜子さん自身も、北京オリンピック
で男子100kg級の決勝で主審を務めるなど
多くの試合の審判を務めています。
審判として海外でも多くの経験を積んで
きた天野安喜子さん。
全日本柔道選手権でも、厳格で公正な
ジャッジが期待されています。
最後に
柔道は、ともに倒れこむ場合や、
有利な組み合いの取り合いなどで
判断が難しい場合が多く、五輪などの
国際大会でも頻繁に誤審が騒がれて
います。
非常に難しい判断が迫られるのでしょう。
国際大会で多くの経験を積んでいる
天野安喜子さんであれば、公正な
ジャッジが期待できそうです。
全日本柔道選手権での活躍を皮切りに
これからも活躍してほしいですね！