TBSドラマ「4分間のマリーゴールド」の第8話では突然母親が帰ってきました。
沙羅が次の誕生日に亡くなると知らされたにもかかわらずモロッコへ旅立ったことに視聴者の間で動揺が広がっています。
この母親は子どもたちが小さいころから自分のことを優先してきた人物であることがわかりましたね。
ちょっと無責任すぎるような気がします。
モロッコへ旅立った
モロッコの砂漠に雨が降っているから写真を撮りに行くそうです。
それは余命いくばくもない娘とともに過ごすことよりも大切なことなのでしょうか。
結婚式には帰ってくると言っていますよね。
結婚式は6月の予定です。
そして沙羅の誕生日は9月です。
3か月もあれば十分ということでしょうか。
私の運命を視なさい!のトンデモ理論
母親は自分の命日よりも早く自害すれば運命を変えたことになると言い出します。
それがなぜ沙羅を助けることに繋がるのでしょうか。
「運命が変わる」という事実を証明しただけであり、それをもって沙羅の寿命が延びることにはなりません。
さらに言えば母親のやろうとしたことは余命の短縮であり、余命の延長ではありませんよね。
そもそもミコトが「手を合わせたらその人の最期が視える」というのが完全なファンタジーのためルールがわかりませんが、この手の特殊能力は「視えた日より長生きできない」という制約なのが一般的ですよね。
そもそもなぜミコトの能力を信じるに至ったのか
母親は前日に沙羅の余命やミコトの特殊能力を冗談だと言って信じませんでした。
その後、レンが沙羅の小学校の頃の母へ向けた手紙を渡しましたが、家族が本気にしているのを知って自分も信じるようになったのでしょうか。
私だったら放置していた子どもたちが危ない宗教にでも入ったのかと心配します。
原作での母親をネタバレ
ここからは原作漫画での母親を紹介します。
ドラマとは違うエピソードとなっています。
なお当記事にはドラマにも共通する可能性のある結末に関するネタバレが含まれます。
お気を付けください。
原作でも母親は海外を飛び回るカメラマンです。
6月に帰国しており、はっきりと言及されていませんがミコトと沙羅の結婚を報告するために帰ってきてもらうように頼んだようです。
1週間でまた海外に出ると言っていました。
沙羅の余命について
実は原作では母親に沙羅の余命のことは話していません。
ミコトに「言わなくていいの?」と尋ねられた沙羅は「いつも通りのお母さんが見たい」と答えています。
海外へ?
原作では母親は海外へは行きませんでした。
なぜなら、出発する前に沙羅の運命の出来事が起こるからです。
その出来事とは「交通事故」です。
沙羅の運転する車が信号で停まっていたところにトラックが突っ込んできたのです。
助手席にいたミコトは無事でしたが、運転席の沙羅は一時的に呼吸停止となり、昏睡状態に陥ります。
最後に
TBSドラマ「4分間のマリーゴールド」第8話では帰国した母親が沙羅の余命を知った上でモロッコへと旅立っていきました。
沙羅は「ミコトが守ってくれる」と言って送り出しましたが、これまで一度も運命を変えられたことはなく、母親の「自分が自殺すれば運命は変えられる」というのも結局試していません。
つまり運命が変えられるかどうかは判明しておらず、何も解決していないのです。
結婚式は6月で、その時に母親は帰ってくると言ってはいますが、自分の娘があと1年も生きられない状態で写真を優先してしまうというのはちょっと無責任すぎますよね。
原作では海外に出発する前に沙羅が大事故にあっています。
当然、母親は海外に行きません。