神奈川大学の山藤篤司。
実は過去にとんでもない失格をした
ことがあり、その経験が現在のメンタルの
強さになっているのかもしれません。
一体過去に何があったのか。
そして2018年の箱根駅伝ではどうなるか。
楽しみですね。
目次
山藤篤司
神奈川大学入学当時から駅伝チームに
大きな貢献をしており、初年次から
全日本大学駅伝や箱根駅伝を走って
います。
プロフィール
名前:山藤篤司(やまとうあつし)
生年月日:1997年3月13日(20歳)
身長:158cm
体重:46kg
出身地:愛知・一宮市
今シーズンの山藤篤司
安定した実力を持っている山藤篤司
ですが、今年はさらなる成長を遂げ、
チーム序盤のエースとして確固たる
地位を築いています。
【出雲駅伝】
1区/2位
1位の東海大学阪口竜平とはわずか
2秒差でした。
【全日本大学駅伝】
1区/4位
出雲同様1区を任された山藤篤司は
4位ながら1位と4秒差というトップ
集団の大混戦。
神奈川大学の優勝に大きく貢献して
います。
2018年箱根駅伝は何区を走る?
事前エントリーでは1区を任されて
います。
1区は全大学が一斉にスタートする
唯一の区。
チーム戦である駅伝の中で、1区だけは
それぞれの個人の力量で順位が決まります。
今シーズンの神奈川大学は全日本大学駅伝で
優勝するなど、箱根駅伝でも優勝の可能性が
高いです。
山藤篤司は総合3位以内と少し低めの目標
ですが、せっかくなので総合優勝を狙って
ほしいですね。
タスキを投げて失格!?
第20回全国都道府県対抗男子駅伝で
事件は起こりました。
1区を任されていた山藤篤司は2区の
待つ中継所直前で脱水症状により転倒。
道路を這いつくばって進み、2区の
蝦夷森章太にタスキを投げて渡しました。
タスキは手渡す必要があったため、
この行為によりチームは失格となって
しまいました。
同じチームだった山の神・神野大地は
都道府県対抗駅伝は中学生から社会人
(実業団)までがメンバーを組む駅伝
です。
2015年は、当時青山学院大学に所属
していた山の神・神野大地がアンカーを
務めていました。
走る前に失格となってしまった山の神
ですが、悔しい思いをした山藤篤司に
大丈夫か?
これで陸上人生が終わるわけではないぞ
と温かい激励をしています。
当時まだ高校生だった山藤篤司ですが
この言葉に救われ、神奈川大学では
準エース級に成長しています。
精神力が強すぎるのが逆に心配!?
格上の選手と同じ練習をこなすなど
メンタル面が非常に強い選手です。
ただし、精神力が強すぎ肉体がついて
こないことも。
上述のタスキ投げ事件だけでなく、
トップ選手に必死に喰らいついた結果
過呼吸をおこしたり脱水症状を起こしたり
という事態が時折発生しています。
通常ならば肉体の限界に精神がストップを
かけるのですが、それを凌駕するメンタル
を持つため限界を越えて走ってしまいます。
それはそれで凄いことなのですが、まだ
大学生で、今後の競技人生を考えたら
毎回リスキーすぎる走りをしているように
見えてしまいます。
「そのレースさえ勝てれば今後どうなっても
いい」という気持ちで走るのはいいのですが
本当に燃え尽きてしまわないよう、周囲が
ブレーキをかけさせなくてはいけないかも
しれませんね。
実際、全日本大学駅伝の予選会などでは
スタッフから「呼吸しろ!」とエールが
送られることもあるようですよ。
最後に
今シーズンは3大大会すべてで1区を
走ることになる山藤篤司。
箱根駅伝では東海大学も1区からエースを
配置しています。
神奈川大学と東海大学のデッドヒートが
見られる、見応えのある駅伝になりそう
ですね。
肉体が悲鳴をあげてもメンタルで走り
抜いてしまう山藤篤司の今後が心配では
ありますが、体調を万全にして挑んで
ほしいと思います。
がんばれ、山藤篤司!
がんばれ、神奈川大学!!