日本と違い海外ではチップが文化として
当たり前になっている国があります。
日本人の僕たちはチップ文化に慣れて
いないので金額やタイミングなど戸惑う
ことが多いですよね。
結論から言います。
ウクライナにはチップ文化はありません。
タクシーの運転手などで英語が通じない
相手にチップを渡そうとすると
「これは何のお金?」
というような怪訝な顔をすることもある
ほどです。
ですが、それでも僕はあえてチップを
渡すことをオススメします。
理由をまとめてみましたのでご覧ください。
※この記事は僕個人の意見です。
ウクライナでチップを渡すことを強制する
目的ではありません。
あくまで参考材料の1つとしてご覧ください。
目次
チップは必要?不要?
まず、ウクライナにおいては前述の
通りチップは不要です。
そもそもチップ文化の存在するアメリカで
さえ、チップ不要論がたびたび巻き起こって
います。
そう考えるとチップはなくすべき文化
なのかもしれませんね。
それでもあげる意味
不要であってもチップを渡す意味ですが
僕は「感謝」をお金で表現しているつもり
です。
もちろん言葉でも感謝を伝えていますが、
よりわかりやすい形がチップなのだと
思っています。
本来の水準以上のサービスをしてくれたら
こちらも本来の水準以上のお返しをするのが
当たり前ではないでしょうか。
渡す相手
僕は上記の通りの考えなので、誰にでも
チップをあげているわけではありません。
旧ソ連圏では愛想をふりまく文化が
ないためぶっきらぼうな対応が多いですし
やる気がなかったりこちらを蔑ろにする
ような接客をされた場合にはチップは
当然なしです。
渡すタイミングと妥当な金額は?
支払いの際にお釣りをそのまま相手へ
返すのがスマートです。
僕は20UAH(80円)程度が多いです。
そもそも必須ではないので「気持ち」で
金額を決めて大丈夫です。
ただ、硬貨はチップの意味にならないと
思います。
※硬貨は最大0.5UAH(2円)です。
チップを渡すもうひとつの理由
上記の「感謝」の意味のほかに、僕には
もうひとつチップを渡す意味があります。
それは
僕はあなたが良いサービスをしてくれたら
それ相応の対価を払うよ
という意思表示です。
これをすることによって相手のやる気を
引き出すことができます。
渡す相手
まずはホテルです。
長く泊まるような宿ではスタッフと
仲良くなることで様々な便宜をはかって
もらえます。
たとえばネットにも載っていないおいしい
レストランや面白そうなイベント情報などを
教えてもらえることがありますし、場合に
よっては上位クラスの部屋が空いていると
無料でグレードアップしてくれることも
あります。
よく行くレストランでも給仕のスタッフに
チップを渡しておくとレストランのランクが
あがったかのような錯覚を覚えるほどの
サービスを受けられるようになります。
個人的には肩凝りがひどいので海外でも
マッサージ店によく行くのですが、
マッサージ師はチップのありなしで
張り切り方が段違いです。
指名制度のないお店でも僕を見かけると
相手から寄ってきてくれるくらいに
仲良くなれます。
渡すタイミングと妥当な金額は?
何度も利用するところでは最後でも
構いませんが、できることならサービスを
受ける前に渡してしまうのがいいでしょう。
そうすることで当日のサービスにも期待が
できます。
個人的には素晴らしい対応には50UAH、
なかなか良いと思ったら20UAH、次への
期待をこめて10UAHと使い分けています。
1UAH=約4円です。
チップ反対派の意見
チップを相場以上に渡すことを反対する
声があります。
理由は、「チップをもらえるのが当たり前に
なって結果的に値上がりを助長するため」
です。
たしかに、この結果「日本人はお金持ち」
という認識が出来上がり日本人価格とも
言われる高い金額設定をするお店がある
のも事実です。
ですので反対派の方にまで「チップを渡した
ほうがいいよ」と勧めたりはしません。
この「値上がりを助長する」という考えに
反論する材料を持っておらず、僕の行動は
チップ反対派の方にとって問題のある行動
かもしれません。
ただ、僕がチップを渡すのはあくまで
「設定以上のサービスを受けるため」
です。
誰彼構わず撒き散らしているわけではなく
サービスに対する対等な価値を提供して
いるということを理解いただけたらと
思います。
最後に
ウクライナでのチップについて語らせて
いただきました。
ウクライナにはチップ文化はありません。
ですので、チップは払わなくてもトラブル
にはなりませんし、要求されても断って
問題ありません。
※超高級店は調査していないので不明です
個人的には良いサービスにはそれ相応の
対価を払うべきだと感じているため、
チップ文化はなくても払うことが
あります。
チップ=悪と決め付けず、柔軟な対応で
楽しいウクライナ旅行にしましょう。