TBSドラマ「集団左遷」の片岡支店長が
無能だと話題になっていますね。
「頑張ろう」としか言わずに具体的な
案を考えず、あろうことか「頑張って
頑張って頑張るんですよ」とブラック企業
なみの根性論を掲げました。
それ以外でも大口融資をろくに調べもせず
安請け負いしています。
第4話ではあやうく40億の詐欺にひっかかる
ところでした。
※不動産詐欺は原作でもあるエピソードです
無能な片岡支店長
片岡支店長は三友銀行で実直に働いてきた
真面目な銀行マンだったはずです。
ですが蒲田支店に配属になってからは
ノルマ100億という無理難題をつきつけ
られておきながら「頑張る」という
根性論を振りかざすだけです。
杜撰な審査と安請け負い
ノルマ達成に必死なあまり、大口の
融資の相談に目がくらみすぐに安請け負い
しています。
副支店長の真山徹の得意先だった
田口るみビューティーサロンでは
急激な売り上げ増が怪しいという真山の
言葉を無視して稟議を通そうとしています。
実際には水増し+過剰な会員券発行で
問題になっており、もし稟議を通して
いたら三友銀行は大損害でした。
第4話でも安請け負いぶりは治らず
40億円もの融資にも関わらずまともに
取引相手を調べずに契約を交わして
います。
契約を交わしている最中に真山徹が
詐欺であることを突き止めたために
難を逃れましたが、40億の損害を出したら
廃店どころの騒ぎではなかったはずです。
運だけで大量の融資を獲得
第2話では偶然大地主と知り合い、
ただ同然の安い額で土地を譲ってもらえる
上に、その土地を紹介した相手が金利の
悪い蒲田支店に融資を依頼するという
ストーリーでした。
さらに第4話では経済情報ウィークリーで
「働く美女図鑑」という特集記事の名目で
やってきた記者に集団左遷させられそうな
ことをすっぱ抜かれました。
しかしなぜかその記事を読んだ客が殺到
します。
あり得ませんよね。
詐欺師の神崎昇は「潰れるかもしれない
銀行と取引ができるか」と怒っていましたが
その反応のほうが自然です。
私だったら自分の大切なお金をなくなる
かもしれない銀行に預けたくありません。
三友銀行はなくなるわけではなく支店が
潰れるだけです。
ですが「近所からなくなったら困る」
と言うのであればなおのこと全額降ろして
別の銀行に預けなおします。
脚本家の方はご存知ないのかもしれませんが
蒲田にはたくさんの銀行があるので
どうしても三友銀行でなくてはいけない
理由は客にはないはずです。
これは幸運で融資を獲得できたというより
ご都合主義でリアリティのない行動です。
最後に
TBSドラマ「集団左遷!!」の片岡支店長が
無能だと話題です。
私は戦略のない根性論が大嫌いです。
「頑張れ」と言うなとは言いませんが
戦略をきちんと立てたうえで計画的に
頑張るべきであり、無為無策で頑張るのは
非効率です。
さらに片岡支店長は杜撰な審査で次々と
大口融資を安請け負いしては危うく
損失を出しかけるというミスを繰り返して
います。
その上、偶然に偶然が重なってノルマが
消化されています。
私はサラリーマンの下剋上物語はキライでは
ありませんが、もっと戦略を練って進み邪魔を
されてもその度に新しい戦略を練り直して勝利
する物語のほうが好みです。