2018年版下町ロケットでは木下ほうかが
演じる水原部長が「いい人」になって
いると話題になっています。
どういうことでしょうか。
原因を含めて調べましたのでご覧ください。
目次
水原部長(木下ほうか)いい人になる
2015年版では帝国重工の内製化方針に
反するロケットバルブの佃製作所への
外注に拒否反応を示し、佃社長たちを
蔑視するような発言が多かった水原部長
ですが、2018年版ではロケットの
新型エンジンへ搭載するバルブについて
序盤の段階で佃製作所に頼っています。
これまでのことを反省し、「下請け」
である佃製作所の社長に頭を下げる場面
までありました。
突然いい人になったとネットがざわついて
いますね。
いい人化の原因は?
原因は藤間社長の退任(の可能性)です。
2018年版では帝国重工が赤字に転落し
反藤間派による経営責任を問う声に
よって社長交代の危機に直面しています。
ロケット打ち上げ成功になりふり構わず
次期社長候補は的場俊一と言われており
的場は反藤間派に属しているため、
藤間社長が推し進めてきたロケット事業は
縮小、あるいは撤退という可能性が
高くなっています。
そのため、次のロケットで次々回以降の
ロケットに向けたアピールを成功させる
必要があるのです。
大型ロケットはもともと失敗できない
ものですが、今回は延期などささいな
マイナスもあってはなりません。
内製のバルブではどうしても品質が
劣ってしまうため佃製作所を頼ることに
したわけです。
かわいい木下ほうか
新型バルブは急な発注となったため
間に合うかどうかギリギリの状況でした。
佃社長の娘である佃莉菜まで叱責される中
無事に間に合ったという報告を自室で
聞いた木下ほうか(水原部長)は飛び上がる
ようにガッツポーズをしています。
かわいらしい反応ですね。
無人農耕トラクター事業でも佃製作所の味方に
水原部長が佃製作所の味方になるのは
ロケットの新型バルブの件だけでは
ありません。
帝国重工の財前道生が宇宙航空部から
離れて新たに企画した事業である
無人農耕トラクターでも佃製作所の
味方となってくれます。
藤間社長にこっそり報告
無人農耕トラクター事業は立案の段階で
的場俊一に主導権を奪われてしまいます。
ただし的場俊一は農業の現場のことを
わかっておらず、帝国重工がこれまで
得意としてきた大型車でこのシステムを
実現しようとします。
藤間派である水原部長は的場が企画を
奪ったことをよく思わず、こっそりと
藤間社長に財前道生が作成した企画書を
届けています。
このことが原因で藤間社長は本来の
無人農耕トラクターの趣旨を理解し、
的場製トラクターが失敗した際にすぐさま
状況を判断、製造部を外し財前主導に
切り替えることができました。
最後に
2018年版下町ロケットでは佃製作所に
理解を示し、いい人になった水原部長。
その根底には帝国重工の社内政治が
絡んでいます。
藤間派の水原部長はロケットだけでなく
無人農耕トラクター事業でも的場俊一と
敵対することになります。
立場が違うため表立って対抗はできません。
とはいえ水原部長の裏工作によって
佃製作所が再び参加できるようになり
財前道生が主導権を握れるようになります。
まさに「敵の敵は味方」状態ですね。