朝ドラ「スカーレット」の第45話では丸熊陶業の照子の旦那が何やら不満を持っている様が描かれましたね。
照子の母(敏春にとっての義母)がうれしそうに服を持ってきた際にも「俺はいつまで身代わりなんやろな」とこぼしています。
照子の母が言う「あの子」というのは誰のことなのでしょうか。
身代わりとはどういうことなのでしょうか。
当記事はノベライズ版を基にしたネタバレが含まれています。
ノベライズ版とは朝ドラの初期原稿を基にした小説です。
初期原稿のため、実際の放送とは一部設定が異なっていることがあります。
照子の母親が言う「あの子」とは?
照子の兄です。
照子の兄は戦争で亡くなっています。
本来は丸熊陶業の後を継ぐ予定で、本人も「丸熊陶業を日本一にする」と夢を語っていました。
照子の両親は敏春のことを亡くなった息子の代わりに考えているのですね。
敏春は誰の身代わり?
ということで、若くして亡くなった照子の兄の身代わりです。
照子の兄も丸熊陶業を継ぐ予定ではありましたが、若い頃に亡くなったため両親は息子へ十分な愛情を注ぐことができず、敏春をまだ子ども扱いしているようです。
敏春はお見合いの際には「ゆくゆくは丸熊陶業を継いでもらう」と言われており、すぐに経営を任せてもらえるものと思っていたようです。
ですが実際には義両親の愛玩対象でしかなく、自分の意見を聞き入れてもらえないことに不満を募らせています。
丸熊陶業の今後
第45話の最後に新しく登場した3人の男性は敏春が呼んだ従業員です。
ただし、丸熊陶業を乗っ取ろうなどの物騒な話ではありません。
本気で丸熊陶業をよくしようと敏春なりに考えています。
なお、丸熊陶業の現社長である照子の父は来週、第9週で亡くなります。
そして敏春が四代目の社長になります。
もちろん敏春が何かをしたというサスペンス的な話ではありません。
最後に
朝ドラ「スカーレット」の丸熊陶業が敏春を中心にややサスペンス色を帯びていますね。
照子の母の言う「あの子」というのは戦争で亡くなった照子の兄のことで、敏春はその身代わりとして見られています。
丸熊陶業の経営に口を出させてもらえず、服や食べ物を与えられ可愛がられるだけの生活に不満を募らせています。
それでも丸熊陶業のために新しい従業員を連れてきたり、新しい事業計画を練るなど努力をしています。
今後、現社長である照子の父が亡くなることで、丸熊陶業は大きく変わっていきます。