TBS「ノーサイドゲーム」でついに
真の敵が牙を剥きましたね。
これまで君嶋の上司として味方のような
態度だった経営戦略室室長の脇坂賢治は
これまであまり目立っていませんでしたが
第9話の悪役ぶりで一気に視聴者から
嫌われてしまいました。
この真の黒幕は最終的にどうなるので
しょうか。
原作小説を基にネタバレしますので
ご覧ください。
なお当然の事ですが脇坂賢治と演じている
俳優は別人です。
フィクションと現実の俳優の性格は
必ずしも一致しません。
混同しないように注意しましょう。
脇坂・・・常務だ。
第9話で常務に昇格しラグビー部の
予算を削ると言った脇坂に対して君嶋が
詰め寄ったシーンでのこのセリフが
一番ムカつきますね(笑)
部下側としてはもちろん敬意を払う
必要はありますが、上司側が自分の
役職をひけらかすのは恥ずかしすぎ
ます。
「さん」も敬称なので君嶋隼人は
間違ってないと思います。
ラグビー部vs脇坂賢治
脇坂は数字しか見ておらず、しかも
将来の改善に確実な根拠を求めています。
蹴球協会とのやりとりはまだ先が見える
状態でなく、チケットなどの収益も
前年比わずか200%程度です。
現状では14億の赤字を埋めることは
できず、金銭的な意味ではアストロズは
不採算部門です。
滝川常務はラグビー部の将来性にも耳を
傾けており、よりよくする改革には寛容
でした。
一方の脇坂常務は現時点で赤字なら
ラグビー部は廃部という方針です。
風間社長の銀行口座の秘密
カザマ商事の買収を阻止するときに
提出された風間社長の銀行口座のコピーは
君嶋の調査にはなかったものです。
実はこれは脇坂が入手していたもの
です。
脇坂は高校時代、風間社長と同級生
でした。
同窓会で顔を合わせた際に風間に
「会社を売りたいなら滝川に言え」
とそそのかしたのです。
さらに森下教授のバンカーオイルの
データ偽装は脇坂がアドバイスして
います。
つまり脇坂は最初から滝川を陥れる
ためにカザマ商事を利用したという
ことになります。
黒幕・脇坂の結末をネタバレ
アストロズ存続が議題にかけられた
重役会議で「コンプライアンス問題」が
議題に取り上げられます。
その議案を提案したのは君嶋です。
内容はカザマ商事買収案件での脇坂と
カザマ商事社長・風間有也との関係です。
森下教授の隠ぺい工作や買収そのものを
影で操っていたことが報告されます。
ちなみに風間社長も脇坂に利用されたことに
怒っており、全てを洗いざらい話して
います。
この件で脇坂は常務の役職を解かれ、
最終的に特別背任での告訴になりかかって
います。
原作では告訴が行われる前に物語が
終わっています。
最後に
TBS「ノーサイドゲーム」の真の敵・
脇坂賢治は実はカザマ商事と繋がって
います。
買収をトキワ自動車(滝川常務)に
持っていかせたのが脇坂で、バンカー
オイルの偽装工作も脇坂の差し金です。
結局このことがバレてしまい、脇坂は
就任したばかりの常務の椅子を失って
います。