日テレドラマ「ニッポンノワール」が終盤に向けて加速しているような減速しているような、とにかく変速しているようです。
第7話では前作「3年A組」にも出演していた刑事・宮城遼一の秘密が明かされました。
まさかキャラが違うのは伏線だったとは・・・
・・・。
本編を見なくなった方々に簡単に説明しておきますが、このドラマは強化人間やゾンビ、極秘秘密組織などSF染みた設定が大量に出てきています。
刑事ドラマでもサスペンスドラマでもないので考察は無意味です。
宮城遼一、強化人間だった
ニッポンノワールという警察の秘密地下組織は「感情の抑制と記憶の改ざん」のための人格矯正プログラムを作り出しています。
これは「指導者の指示に従順な人間」を作り出すためのプログラムです。
組織の実験場にいたゾンビだけでなく、碓井克喜もこの人格矯正プログラムを受けているようです。
そしてこのプログラムの被験者第一号が宮城遼一であることが明らかになりました。
本来の宮城遼一とは
本来の宮城遼一は正義感溢れる刑事ではなく、犯罪者でした。
警察に捕まった後で人格矯正プログラムの実験台にされ、常時監視するために警察に所属させられたのです。
伏線はあった?
警察学校時代、同期だった遊佐清春との思い出に一部食い違いがありました。
また、前作「3年A組」とは明らかに性格が変わっていました。
この性格の変化も、当初は「警視庁に抜擢されたことで気負っている」と思われていましたがどうやら人格矯正プログラムが原因のようです。
さらに、第7話では喫茶店にいた際に3年A組の生徒たちと再会しましたが「人違いでは?」と完全に記憶にないようでした。
また、毎月警察病院で検診を受けていたのもプログラムのメンテナンスであることが明かされています。
人格矯正プログラムは未完成?
宮城遼一は被験者第一号だったこともあり、不完全な状態のようです。
人格矯正プログラムを受けたのは2010年の宮城遼一が20歳だった頃のことです。
ですがその後の警察学校時代や3年A組の事件担当時の記憶まで混濁しています。
さらに、3年A組時代と現在でも性格が変動してしまっており、人格矯正プログラムがまともに機能しているとは言い難い状況です。
・・・無理がある
刑事ドラマ、サスペンスドラマなど現実に沿った世界観の物語として視聴するのはもう無理です。
「アンストッパブルミステリー」とは何だったのでしょうか。
ミステリーなのにゾンビや「ぼくのかんがえたさいきょーのじんかくきょうせいぷろぐらむ」が登場したらそりゃ「前代未聞」の物語になるでしょう。
最初からSukoshiFushigiだと言ってくれれば楽しめたのに、騙されたような気になった人は多いはずです。
もはや碓氷薫班長殺しの犯人も10億円強奪事件の首謀者もどうでもよくなってきましたね。
最後に
日テレドラマ「ニッポンノワール」に登場する宮城遼一が「3年A組」時代とキャラクターが違った理由が明かされました。
宮城遼一は元犯罪者で、人格矯正プログラムの被験者第一号とされていたようです。
「改造人間にされかかって正義のために戦っていた」となると昭和の仮面ライダーを彷彿としますね。
ゾンビや秘密地下組織など、無茶な設定がたくさん出てきており「サスペンス」として犯人探しをするのは不可能な状況にあります。
「そういうもの」として頭を空っぽにして観たほうが楽しめるドラマになりそうです。