なつぞら第9回ではなつが父親から
手紙を読むシーンで、ナレーションの
内村光良が父の声を担当していました。
これによりなつの父親役は内村光良で
あることが確定しましたね。
残念ながら戦死しているため劇中に
姿を現すことはないですが、毎回
冒頭と最後に存在するナレーションの
意味も変わってきそうです。
今回はなつに向けた父の手紙の全文、
そしてなつが初めて想像したアニメーション
に使われた劇中歌についてを紹介
します。
なつの空想・はじめてのアニメーションの劇中歌は?
父の手紙のイラストが浮き上がり
アニメーションを始めましたよね。
そこで家族たちが歌っていたのは
二村定一・天野喜久代の「私の青空」です。
せまいながらも楽しい我が家
という部分が有名ですよね。
当時大ヒットしていた歌謡曲です。
父からの手紙全文
アニメーションが始まる前になつが
読んでいた父親からの手紙を全文書き起こし
ました。
咲太郎、なつ、千遥・・・お父さんは今、
遠い戦地にいる。
大好きなお母さんと離れて、何よりも
大事なお前たちとも離れて、お前たちを
守るために戦っているんだ。
だけど本当は毎日、お前たちに会いたくて
戦争を恨んでいる・・・ちくしょう・・・
ばかやろう・・・早くお前たちのところに
帰らせろって・・・そう思いながら、
父さんは、いつだってお前たちのことを
思って、お前たちと一緒にいるんだ・・・
そして、この手紙を受け取ったときには、
もうこの世にはいない。
だけど今も、一緒にいる・・・だから、
悲しむな。
やっと父さんは、お前たちのそばに
戻れたんだ。
今、一緒にいるんだ・・・
一緒にまた、浅草に行こう・・・
一緒に神田祭にも行こう。
うちは商売していたから、お祭りに
みんなで行くなんてなかったものな・・・
これからは、いつも一緒だ・・・
咲太郎、なつ、千遥・・・お母さんを
悲しませないように、お前たちは元気に
笑っていなさい・・・お母さんのことを頼む、
咲太郎、なつ、千遥・・・。
引用:なつぞら
この手紙は柴田剛男に託され、なつの
父親が亡くなった場合にのみ届けられる
手紙です。
ですので手紙の中で父親は亡くなった後の
ことについて語っているわけですね。
なつの父親=ナレーション
これまで毎回「なつよ、〇〇」と声を
かけていたナレーションは父親でした。
父親の「やっとお前たちのそばに戻れた」
というのはそういうことなんですね。
常になつのそばでなつの成長を見守って
いるわけです。
最後に
なつぞらでなつが父からもらった
手紙の全文を紹介しました。
河原でなつが読み終えた際に
アニメーションになった際に家族が
歌っていたのは当時流行していた
二村定一・天野喜久代の「私の青空」です。
家族の団欒を歌った曲です。