フジテレビドラマ「仮面同窓会」の第４話の
予告で登場した「鉄の結束」というセリフの
意味は何でしょうか。
カズがようすけに向かって言っているので
どうやら３人だけの秘密のようです。
原作小説を基に紹介します。
ただし、ドラマは第３話までの時点で
原作とはだいぶ違う雰囲気となって
います。
原作とドラマでは「鉄の結束」は違う
かもしれませんのでご注意ください。
鉄の結束とは
カズが言っている「鉄の結束」とは
何があっても仲間割れしないという
契りです。
具体的に言えば秘密の罪の共有です。
それぞれが手を汚しあい秘密を共有
することでお互いに裏切れなくする
というものです。
３人の秘密の罪
カズ、希一、ヤマトの３人が共有していた
秘密の罪とは、高校時代に自殺した
日比野真理に関するものです。
当時すでにある理由で希一に逆らうことが
できなかったヤマトは、彼女である
日比野真理を希一に「献上」したのです。
希一、カズ、ヤマトの３人で真理に
お酒を呑ませたうえで乱暴しています。
仮面同窓会は鉄の結束の上塗り
実は仮面同窓会は高校時代に生まれた
鉄の結束の引き締めのために企画された
ことでした。
ようすけは鉄の結束のメンバーでは
ありませんでしたが、樫村先生への
恨みを持っていることからメンバーに
引き込もうとして声をかけたのです。
２人だけの鉄の結束
実は高校時代より前にカズを除く
希一とヤマトの二人にすでに鉄の結束が
存在しました。
正確にはヤマトが一方的に秘密を握られて
いただけなので鉄の主従関係です。
その秘密とは、ようすけの兄の事故
です。
ようすけの兄を突き落としたのは
ヤマトであり、希一はその現場を目撃
していたのです。
ドラマでは違う可能性がある
上記の鉄の結束は原作小説のものです。
小説とドラマでは展開が大きく変わって
います。
ようすけの兄が善人として描かれて
いるためヤマトが希一に握られている
秘密がドラマでは存在しない可能性が
あります。
そうなれば鉄の掟のためにヤマトが
日比野真理を献上する理由がなくなります。
となると鉄の掟は別の秘密ということに
なるでしょう。
最後に
フジテレビ「仮面同窓会」でカズが
口にした「鉄の掟」について、原作小説の
ものを紹介しました。
ドラマは原作とやや展開や設定が異なって
いるため、鉄の掟も今回説明したものとは
違う可能性があります。