中学聖日記はそもそも序盤から女教師と
男子中学生のあるまじき恋愛という
完全にアウトなドラマでした。
劇中では3年が経過し男子中学生は
男子高校生になりました。
ですがまだ18歳なので未成年です。
今年2018年もニュースになっている
のによく地上派で放送できますよね。
目次
女教師が男子高校生と逃避行
第8話のラストで男子高校生・黒岩が
家出し、聖に電話をかけました。
電話の後ろで聞こえていたフェリーの
アナウンスから場所を特定した聖は
すべてを投げうってかけつけ、そのまま
フェリーに乗り込みます。
無賃乗船です。
黒岩の周囲が心配しているのにも関わらず逃避行を続ける
黒岩側はまだ未成年なので何が問題なのか
理解できなくても仕方がないとは思います。
ですが聖はダメです。
この時点で大卒+3年経過で最低でも25歳を
越えている大人なのに連れ戻さず一緒に
逃避行はありえませんよね。
知らなかったではすまされません。
岩崎が聖のもとへ来ており、黒岩が家出
していることを伝えています。
しかもその際に「私は関係ない」という
ような言い方で追い払いました。
その時点ではたしかに黒岩を匿っては
いませんでしたがその後存在を知ったので
あればすぐさま親に連絡すべきでしょう。
勝太郎「下手すりゃ犯罪だぞ!」
いや、下手するとかじゃなく犯罪です。
2018年にも何度か「未成年と知りつつ
家出少女を自宅へ泊めた」ことでニュースに
なった男性がいましたよね。
罪状は「未成年者誘拐」の疑いです。
未成年の場合、保護者の承諾のない状態で
宿泊をさせた場合、たとえ本人の承諾が
あっても罪に問われます。
男性が未成年の少女を泊めて散々問題に
なっている昨今、女性教師(元教師?)が
未成年の男子を泊めるというドラマが
放送されるのは驚きますね。
男女が逆ならばすべてが許される?
女性側が大人ならば恋愛、男性側が大人
ならば犯罪ということなのでしょうか。
実は劇中でも問題視されまくり
中学聖日記はその話題性から視聴せずに
「犯罪助長ドラマ」などのネガティブな
意見をしている人がいます。
ですが実際には当事者の母親である
黒岩・母をはじめ、聖の元婚約者の
勝太郎、聖の先輩の友近など周囲の人間は
全員が反対しています。
問題視していないのは黒岩の友人の
九重くらいです。
小学校の保護者などは最初に聖の情報が
出回った際には集団ボイコットまでして
います。
ですので劇中でも女教師と男子中学生の
恋愛は肯定されていませんし、最後の
逃避行についても誰も祝福しないまま
強行しています。
フィクションはあくまでフィクション
このドラマはあくまでフィクションであり
実際に起きていることではありません。
ですので有村架純も岡田健史も罪に
問われることはありません。
そもそも二人はつきあっていないですし
岡田健史は中学生ですらありません。
大丈夫です。
このドラマを含め、創作物を批判する
人はぜひフィクションと現実の違いを
しっかり認識してほしいですね。
この手のドラマを見て「私もやろっと」
とはなりません。
仮に思ったとしても有村架純とは
スペックが違うので実行に移せません。
最後に
中学聖日記が佳境に入りすさまじい
展開になっていますね。
「え?なんで?!」とつっこみながらも
想像できない登場人物の行動に目が
離せません。
原作漫画とは違うオリジナル展開で
放送前からかなり問題視されていた
ドラマではありますがある意味では
大成功なのではないでしょうか。
共感はできないですし現実にあったら
大問題ではありますが、フィクション
だからこそできる内容として楽しんで
いる人がとても多いです。
現実でニュースになっている内容を
彷彿とさせるシーンなどがありますが
あくまでフィクション、創作として
寛容な精神で楽しみましょう。
推理小説を読んで「私も完全犯罪しよっと」
と言いだす人がいないように、中学聖日記を
見て「私も中学生と恋をしよっと」と
言う人がいないことを祈ります。