最近日本のYouTuberが海外ではしゃいでいる姿をよく見ます。
今回は2019年の年末にブラジルのファベーラ(スラム)を撮影したYouTuberが炎上しています。
該当する動画やYouTuberを調べたところ、そこまで叩かれる人ではないような気がしました。
私はこのYouTuberを根が優しい人だと感じました。
感じ方は人それぞれなので強制はしませんが、炎上している動画だけを見て全てを決める前にちょっとだけご覧ください。
問題の動画とYouTuberの名前
炎上している動画はこちらです。
引用:YouTube BUCKET LIST
ファベーラを練り歩き、落書きを見たり現地の本物の人と交流したりしています。
YouTuberの名前はリョースケさんです。
危険地帯に入っていくのは危険極まりない行為ですね。
実はブラジルのファベーラだけでなく、ベネズエラなどかなり危険な地域を訪れています。
私はこの行為が苦手です。
私自身、ほとんど海外にいるノマドワーカー/外こもりです。
ウクライナなど、日本からしたら危険だと思われる国に滞在していることが多いです。
ですが、本当に危険な場所には行ったことがありません。
たとえばクリミアやドネツクなどには近づいたこともありません。
何かあった時に自分で対応しきれない場合、多くの人に迷惑をかけることになります。
海外で無茶なことをするのは勇敢ではなく無謀です。
実はちゃんと危険な場所は避けている?
後半で本人も語っているように、雰囲気が見るからに危険な場所には立ち入っていないようです。
とは言いながらも実際には動画にできないカットが相当あるようで、目つきが危険な人や敵対心を持っている人がいたことを口にしています。
具体的にどんな人がいたのかは想像するしかないですが、やっぱり危なかったのでしょうね。
めっちゃ勉強になったし楽しかった?
私にはYouTuberが無茶なことをしたとしか映りませんでしたが、ご本人は勉強になったようです。
できることならば、その勉強になったことを伝えて欲しいですよね。
我々は動画として安全な場所で安全な部分しか見ることが出来ません。
どんな場所だったのか、具体的に教えて欲しいです。
実はただの無謀なおちゃらけYouTuberではない!
フィリピンやメキシコなどのスラムで炊き出しをしているようです。
ブラジルのファベーラでは何もせず見て回っているので批判が上がっていますが、スラム街や貧困街などでの炊き出しは称賛されるべき内容です。
今回の件でリョースケさんを知った人なのか、「偽善」だとバカにしている人もいます。
ですが実際に少しでも助けになっているのであればそれは偽善ではなく善です。
メキシコでの炊き出しの様子
引用:YouTube BUCKET LIST
フィリピンでの炊き出しの様子
引用:YouTube BUCKET LIST
おにぎりを配る際に手袋をしています。
これは海外を旅している人でないと気付きにくい配慮かもしれませんね。
炊き出しだけでなく、同行している方が衣類を配ったり、ボールなどの遊び道具も配っています。
「何が欲しいのかわかっていないと受け取り手が困る」と語っている姿が印象的でした。
被災地に千羽鶴を送るよりもずっといい行動をしていると思います。
最後に
ブラジルのファベーラ(スラム)をYouTubeにアップしたことで炎上しているYouTuberを紹介しました。
私は貧困街そのものを面白半分に紹介する動画や記事をジャーナリズムだとは思いませんが、今回の動画をアップしたリョースケさんは普段スラムや貧民街で炊き出しをしているような方です。
しかも、日本のおにぎりを配る際にはきちんと手袋をするなどの気遣いまでできる方です。
日本では1つ間違ったことをした人は人間性まで否定されてしまう風潮があります。
それはとても悲しいことです。
人の全ての側面を知ることはとても難しいですが、炎上している人が何を間違ったのかを理解し、それ以外のことにまで文句を言うのは避けたいですね。