※この記事は映画「君の名は。」に登場する
架空の彗星に関する記事です。
この彗星はフィクションであり、現実の
ものではありません。
当然、それに付随して起こる悲劇も架空の
ものです。
【ネタバレ注意】
この記事には映画「君の名は。」の物語に
関する重大なネタバレがあるかもしれませんし
ないかもしれません。
映画を見る前に余計な情報を得たくない方は
映画「君の名は。」で重要な意味を持つ
ティアマト彗星。
この彗星の一部が宮水三葉の住む町に
落下することで未曾有の悲劇となりました。
しかし、どうやら劇中でこの悲劇は予見
できていたのではないかと指摘されて
います。
一体どういうことなのでしょうか。
目次
ティアマト彗星とは
宮水三葉の住む町に落下した彗星です。
1200年周期で太陽を周回し、2016年には
地球と月の間を通過するという大接近を
します。
そのため、肉眼でも彗星の尾が確認でき、
劇中のテレビニュースでも盛んに紹介
されています。
テレビニュース
実は、ティアマト彗星のテレビニュースは
宮水三葉のシーンでしか放送されていま
せん。
実は、立花瀧の世界ではティアマト彗星の
大惨事はすでに3年前に発生していた
ことだったのです。
つまり、立花瀧と宮水三葉は同時刻に
精神が入れ替わっているのではなく、
3年間のタイムラグが発生していると
いうことになりますね。
惨劇は予想されていた?
劇中では、町が一つ消し飛ぶほどの
大災害の原因となったティアマト彗星
ですが、実は事前に危険性が予知でき
ていたのではないかと思われるフシが
あります。
というのは、その名称です。
ティアマトとは
ティアマトとは、メソポタミア神話の
女神の名前です。
ティアマトはヘビや竜の姿をした女神で、
大洪水を起こす竜と形容されていました。
また、最終的に亡骸は二つに引き裂かれ、
天地創造の材料になり、天と地にわかれた
とされています。
いかがでしょうか。
彗星の名前が、二つに引き裂かれた女神の
名前ということは、名前をつけた有識者は
こうなることがわかっていたのかもしれ
ませんね。
現実にこんなことってあり得る?
ティアマト彗星は実在しませんが、
彗星というものは現実にもあります。
では、劇中のように彗星の一部が地球に
落下してくることはあるのでしょうか。
調べてみたところ、彗星ではないものの
宇宙からの落下物で糸守町のような
クレーター湖が発生したことが何度も
あることがわかりました。
現実に宇宙からの落下物による湖がある
まずは画像を見てみましょう。
どうでしょうか。
まさに「君の名は。」劇中でも見たような
光景ですね。
これはインドにあるロナール湖です。
衝突したのは彗星なのか隕石なのかは
判明していません。
直径1200メートルもあるクレーター湖
なのだそうです。
この大きさはgoogleの航空写真でも
はっきりとわかります。
このようなクレーターは、直径数百メートル
の隕石などで出来上がるそうです。
2013年ロシア チェリャビンスク州の隕石落下
もうひとつ、宇宙からの落下物の事件。
こちらはロシアで最近発生したものです。
動画は1分前後に大きな爆発音が鳴ります。
音量にご注意下さい。
被害は1491人が怪我をしており、建物は
4474棟の窓ガラスが割れるなどの破損が
発生しました。
現実に発生するとやはり被害は甚大
ですね。
最後に
ティアマトという名前は分裂を示唆
しているため、彗星の名前を考えた
有識者は糸守町での惨劇が予測できて
いたのかもしれません。
また、現実でも宇宙からの落下物で
糸守町のようにクレーター湖ができる
ことがあることがわかりました。
映像で離れたところから見る分には
キレイな尾を引く隕石や流れ星は
幻想的ですが、現実に被害をもたらす
のは避けて欲しいですね。