フジテレビドラマ「リカ」がエグいですね。
第2話では虫垂炎の患者さんのオペで体内にペアン鉗子(ぺあんかんし)というハサミのようなものを残すという医療事故を起こしました。
麻酔が効いている間に患者やその家族から同意を得ずに再度腹部を開いてペアン鉗子を取り出したのですが、このことで大矢昌氏はリカに秘密を握られてしまいます。
ところでどうして患者の体内にペアン鉗子を置き忘れるというミスをしたのでしょうか。
本編でも大矢昌史は「ありえない!」と言っていましたよね。
大矢昌史は虫垂炎の手術を何度か経験しており、難しい手術ではなかったはずです。
その理由を原作小説を基にネタバレします。
おぞましい内容ですので苦手な方はお引き返しください。
体内にペアン鉗子が残った理由
原作ではリカが体内に入れています。
このとき、リカは患者の容体を気にせずに無造作に突っ込んだとされています。
偶然にも内臓は傷つきませんでしたがそのことについては偶然で片づけられています。
ペアン鉗子は見てわかる通り、ハサミのような形状をしているため先端が尖っています。
これを内蔵が詰まっている体内に突き刺せばどうなるか、医療従事者でなくてもわかりますよね。
リカは大矢昌史と秘密を共有するというだけのために患者を命の危険に晒したのです。
ドラマ版では大矢昌史が縫合を済ませていましたね。
ということはリカは一度縫合された腹部を再度開け、ペアン鉗子を差し込み、そして再度縫合したことになります。
問題のペアン鉗子
リカは患者の体内から抜き取ったペアン鉗子を持ち去っています。
その後、ことあるごとに大矢昌史に見せつけて「秘密を共有していること」を再確認しています。
たしかにあの時患者の家族に連絡せず、同僚の医師や麻酔の先生にも黙って再手術したのは問題があります。
ですがその原因を作ったのはリカであり、その後も脅迫を続けているのはクレイジーすぎますよね。
ついでに言うと、行動がクレイジーすぎてどうでもよくなっていますが、ペアン鉗子は病院の備品なので勝手に持ち歩くのもアウトです。
ただの看護師に医療ミスを捏造する技術あるの?
実はリカは看護師としては優秀で、さらに手術の心得があるとされています。
※現実の看護師は執刀はできません
ネタバレになる上にえげつないので詳細は控えますが、大矢昌史の婚約者である佐藤真由美や第2部のターゲットである本間隆雄がリカに切り刻まれています。
ですので一人になった時に開腹してペアン鉗子を入れることも技術的には可能です。
また、現実の手術では看護師が2人つきお互いにミスのないように器具もカウントしますがドラマではリカ1人だったので器具の確認も誤魔化せたようです。
ドラマ版リカ、原作より危険な存在に?
花山病院編は小説「リハーサル」を原作としています。
原作ではタバコを吸っていた森田綾乃は登場せず、ボヤ騒ぎなどは起こしていません。
また、第3話の予告では刈谷先生にも協力させています。
原作では刈谷先生は数少ないリカとは無関係に自爆した人物ですが、ドラマ版ではリカの魔の手にかかっているようですね。
リカは原作よりドラマ版のほうが多くの被害者を生んでいるようです。
最後に
フジテレビドラマ「リカ」の第2話では虫垂炎の患者の手術でペアン鉗子を体内に置き忘れるという医療事故が起きました。
原作では大矢昌史のミスではなく、リカが他の人の目を盗んで患者の体内に無造作に突っ込んでいます。
リカは自分と大矢昌史の秘密を作るため、患者を命の危険に晒したことになります。
さらにその後抜き取ったペアン鉗子を持ち歩き、大矢昌史を脅迫し続けています。
クレイジーすぎますね。
第3話では大矢昌史に婚約者がいることに気付くようです。
そしてその後は・・・
原作ではこの後もおぞましい行為が続きます。
この手の話が苦手な方は視聴を辞めた方がいいかもしれませんね。