NHK版ミストレスはマラソン大会で
知り合った妙齢の女性4人の友情の物語
でした。
第6話ではそれぞれの恋愛観の違いなどから
友情に亀裂が入り始めています。
トモちゃんの議題
トモちゃんは旦那を海外赴任中の事故で
亡くしており、海外で旦那と付き合って
いたという女から保険金を半分要求されて
います。
このことについて他の3人に相談しています。
不倫への考え方 既婚と未婚には埋められない溝がある
トモちゃんは「旦那に裏切られたのが
辛い」と至極真っ当なことを言っています。
その一方、香織は「旦那の気持ちはわかる」と
言い出します。
「たまたま好きになった」「恋に落ちるのは
どうしようもない」など自分本位な発想です。
このあたり、結婚経験があるかないかで
考え方は大きく変わりますよね。
未婚の場合、どうしても恋愛の延長として
考えてしまいます。
一方既婚の場合、特に子供がいる場合は
恋愛を越えた運命共同体という考え方に
なります。
ですので既婚者は仮に旦那より魅力的な
相手が現れても理性で踏みとどまる人が
多いわけです。
トモちゃんヒートアップ 正論でストレス発散する
このことについて話していた際、トモちゃんが
ヒートアップして
私は誰かを傷つけてまで自分の好意を
優先するなんて考えられない!
と言い出します。
旦那の浮気の話だったはずがいつの間にか
香織の「不倫相手の息子との恋愛」に
変わっています。
たしかにトモちゃんの言葉は正論です。
ですがだからといって攻撃的な物言いを
していいことにはなりません。
「あなたのことを思っている」と言いながら
大声で感情の赴くまま喚き散らしているのは
ただのストレス発散ですよね。
相手を諭したいのなら相手にわかるように
丁寧に説明すべきです。
一方の香織のお花畑脳もやばい
トモちゃんから不倫やその息子との
「あるまじき純愛」を否定された香織は
恋したのよ!
恋しちゃったのよ!!
と喚き散らします。
獣じゃないんですから理性的に行動して
ほしいものですよね。
まず「不倫」は日本では法律に触れる
行為です。
残念ながら恋は法律を覆す力はありません。
不倫していた相手の息子はすでに成人
しているため法的には問題がありません。
とはいえ、父親と不倫しておいてさらに
その息子と付き合うというのは倫理的に
問題があるように感じますよね。
4人の友情はもはや限界
トモちゃんと香織は恋愛観で真っ向から対立
しています。
それだけでなく、婚約者がいながら
結婚を控えたレズビアンの女性に本気で
恋をするという盛り盛りな設定の樹里、
浮気をしたら1発でその相手の子供を
身ごもってしまった既婚者の冴子も
平然とした顔をしていますがトモちゃんの
正論にダメージを受けているはずです。
もはや4人の友情は限界ですね。
生き方も違えば恋愛観も違う4人が
お互いを尊重しあえなくなれば友情は
成立しなくなります。
残るのは表面上だけ友情を装った
実りのない会合が続くだけでしょう。
最後に
NHK版ミストレスではついに4人の
友情が壊れ始めました。
そもそも全く価値観の違う4人だったので
遅かれ早かれこうなることは目に見えていた
ような気がしますね。
第6話ではトモちゃんが正論を振りかざし
ストレス発散をしており、それに対し
お花畑脳の香織が激怒しています。
そのやりとりは残りの2人にも飛び火
して少なくないダメージを与えている
ことでしょう。
このままだと4人全員が不幸な結末を迎える
ことになりそうです。
個人的にはその結末が見たいです。