もうすぐM-1ですね。
今年から導入される新ルールが大不評です。
下手をしたらネタが飛ぶ(ネタを忘れる)
コンビが出るかもといわれるトンデモ
ルールとは?
一体何が問題で、どう改善すべきなのか。
ご覧ください。
目次
M-1新ルールとは
これまでは決勝進出者が発表されると
同時にネタ発表の抽選を行い、敗者復活組は
番組中に発表することから、ネタ順は
最後となっていました。
今回は、敗者復活枠を番組冒頭で発表し、
その場でネタ順の抽選「笑神籤(えみくじ)」
をします。
芸人たちに不評な理由とは
これまでは事前にネタ順が決まっていた
ため、出番がわかることで心の準備が
できていました。
今回はその瞬間にならないとわかりません。
常識的に考えて、いつネタをやるかを
直前までわからないプレッシャーは相当な
ものになるはずです。
トップバッターは会場が暖まっていない中
ネタをするため非常に不利とされて
いますが、何度も抽選で緊張を強いられる
後半のコンビもプレッシャーでボロボロに
なるかもしれません。
「馬鹿よ貴方は」の新道竜巳は、この
新ルールに対し「ネタが飛ぶコンビが
出るかも」と気持ちを吐露しています。
※今年の「馬鹿よ貴方は」は準々決勝敗退
芸人のことを考えていない、演出第一の
テレビ局が考えたルールですね。
おそらく、今年限りで変更になるでしょう。
M-1と双璧をなすお笑い賞レースである
キングオブコントでは、初回のルールで
コントをしたコンビに自らの口で優勝を
予想させるというトンデモルールがあり
ました。
これについては、発起人でもある松本人志も
呆れ、2回目以降廃止となっています。
芸人の気持ちになってルールに口を出せる
人がいれば、次回以降このルールはなくなる
はずです。
なぜそんなルールが導入されたのか?
どう考えても芸人たちに大きな負担が
かかる今回の新ルール。
見ている側も、過度な緊張で本領発揮
できない漫才を見ても面白くないでしょう。
ルール作成側は、ネタが飛んで放送事故の
ような事態になることを半ば望んでいる
のではないかとすら思わせられますね。
なぜこのようなルールになったか、
いくつか事情が公開されています。
大きく分けて2つの理由があるようです。
ネタ順は得点に大きく影響する
1つ目は、ネタ順によって有利不利を
なくすため。
これまで、放送中に審査員からも何度も
言及されていますが、トップバッターは
その年のM-1の基準点となるため、
高得点はつけ難いです。
さらに、客もまだ笑う準備ができて
おらず、「会場が暖まっていない」
ことで、本来だったらもっと笑いが
とれるはずが、評価が伸びないといった
傾向もあります。
このルールで解消できる?
ネタ順が得点に影響するのは事実だと
して、ネタ順を直前までわからない
ようにすれば公平になるのでしょうか?
結局、いつ抽選してもトップバッターは
存在します。
一見改善されたようなルールに見えますが
全く無関係なルール改正なのではないで
しょうか。
敗者復活組有利説
2つ目は、近年のM-1で敗者復活組が
有利すぎること。
番組内で敗者復活組を発表するため、
ネタ順が最後と決まっています。
決勝進出組のネタが終わった後、会場が
暖まった状態でネタをやれるうえ、
番組内でも敗者復活を大きく盛り上げる
ため、会場中が敗者復活組の味方と
なるのです。
このルールで解消できる?
こちらに対しては、冒頭に発表され、
決勝進出者と同様の扱いでネタ抽選を
行うため、大きく改善されることで
しょう。
改善策は?
敗者復活組は、準決勝で一度落選して
いるのですから、それなりに不利で
あるべきです。
ということで、トップバッターは
敗者復活組で固定してはどうでしょうか。
正当に決勝まで登った組と同等の対応で
なくてもいいはずです。
一度は負けたコンビなのだから、不利な
トップバッターでも決勝の舞台に立てる
だけでよしとしてみてはどうでしょう。
最後に
おそらく今回限りであろう新ルール。
M-1に出場するコンビたちは、男らしく
口を閉ざしています。
※中には女性芸人もいます
しかし、このルールが芸人たちに過度な
負担をかけるのは明らか。
M-1を優勝したら引退するとまで
宣言するほど本気で取り組む芸人も
いるほどの大きな舞台です。
漫才以外に余計なプレッシャーをかけて
本来の力を発揮できないようなこと
だけは避けてほしいですよね。
今年の放送は12月3日日曜日です。
不安はありますが、楽しみましょう!