フジテレビ「ルパンの娘」第9話では
華のおじいちゃんが何者かに殺害された
ことが明かされました。
報道では名前が違いましたが本当に
亡くなっているのでしょうか。
第8話で逮捕された華が第9話冒頭で
逮捕されなかったという展開があった
ばかりですので同じことになりそうと
予想している人も多いようですね。
ちなみに「立嶋雅夫」の事件は原作にも
登場するエピソードです。
当記事では原作小説を基に犯人や結末、
動機などを紹介します。
立嶋雅夫は華のおじいちゃん?
華のおじいちゃんは三雲巌という名前の
はずですよね。
しかし報道では「立嶋雅夫」となって
いました。
原作通りであれば、この立嶋雅夫という
人物はホームレスです。
事件の真相
ここからは原作小説を基にした
ネタバレが含まれています。
ドラマ版と原作では大きく設定が
異なっています。
このエピソードは小説1本を丸々使って
描かれた内容なので2話で終わるとは
思えません。
かなり端折るか、大きく設定が変わる
可能性がありますのでご注意ください。
事件の真相は50年前まで遡ります。
その頃、和馬の祖父・桜庭和一と
華の祖父・三雲巌は大学生でした。
当時、巌は自分の出自を明かさずに
普通の大学生をしており、ルームメイト
として和一と親友になっていました。
二人は一人の女性を同時に好きになり
三雲巌は桜庭和一に女性を譲っています。
その女性は和一の妻、つまり和馬の
祖父です。
当時、その女性はある人物に襲われており
三雲巌は犯人をずっと捜し続けていました。
そして犯人をつきとめ、接触しようとして
いたところに犯人の関係者の手によって
殺害されたのです。
犯人は誰?
50年前、桜庭和一の妻を襲ったのは
和一の2年後輩だった巻英輔です。
巻英輔は警視庁の元お偉いさんです。
当時の事件を握りつぶし、真相に近づいた
三雲巌を消すために孫の巻栄一を頼り
ました。
巻の一家はエリート警察揃いで栄一は
肩身の狭い思いをしていました。
そんな栄一が祖父から頼られたことで
その期待に応えようと刑事としての道を
踏み外してしまいます。
事件の真相2
この事件にはさらにもう一つ裏があります。
実は被害者は三雲巌ではありません。
三雲巌は自分自身で巻英輔に近寄っていた
わけではなく、ホームレスの男を雇って
いました。
それが立嶋雅夫です。
つまり立嶋雅夫というのは実在した人物です。
立嶋雅夫は金に目がくらんで巻英輔を強請り
はじめ、殺されています。
三雲巌はこのことを利用しただけで
存命です。
結末をネタバレ
桜庭和馬はこの事件の第一の真相に
辿り着き、自身の結婚式場で巻栄一に
サプライズをしかけて自白をさせます。
このことによりエミリとの結婚はなくなり
和馬は桜庭家を勘当されます。
桜庭家の人間でなくなった和馬は
しがらみがなくなり、華と結婚します。
さらに和一と巌も警察と泥棒という
肩書がなくなり、堂々とお互いの家に
遊びに行ける親友に戻っています。
ドラマ版
ドラマ版では50年前の三角関係の設定が
変更になっています。
和一と巌が親友だったのは大学生の頃
ではなく高校生の頃になっており、
今から60年前の設定です。
そして二人が好きになった女性は現在
和一の奥さんではなく巌の奥さんに
なっています。
つまり華の祖母であるマツのことです。
なおマツはLの一族に嫁いだのではなく
三雲巌が婿養子のようです。
最後に
フジテレビ「ルパンの娘」の最終章を
原作小説を基にネタバレしました。
原作ではこの華の祖父が亡くなる
というエピソードを小説1本分丸々
使って描いており、残り少ない話数
では収まりません。
2クールになるのでないのならかなり
端折るかそもそも導入だけ同じで
全く別のエピソードになるのかも
しれませんね。
原作小説はドラマ版と違いギャグ要素は
少な目です。
ドラマ版とは一味違う面白さがあるので
興味がある方はぜひ読んでみてください。
なお小説は続編「ルパンの帰還」が刊行
されています。
こちらもおすすめです。