美食探偵 明智五郎

美食探偵 第3話 トリックが意味不明?なぜシェフはグルメ大名を最初から知っていた?

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日テレドラマ「美食探偵 明智五郎」の第3話が放送されましたが、事件のトリックがイマイチ理解できないという方がいたようです。

 

ドラマ版は1話で完結するのでちょっと駆け足な部分があるのかもしれませんね。

 

また、単純に「フィクションだからちょっと無理がある」というのもあります。

 

第3話の事件とトリックを説明します。

 

なお当記事は原作漫画も参考にしています。

 

 

 

事件内容

 

メゾン・ヴェリテというクラシックフレンチを酷評したプロレビュアー・グルメ大名が再訪した際のパンをのどに詰まらせてなくなりました。

 

 

トリック

 

グルメ大名を椅子に縛り付け、パンを強引にのどの押し込んだというかなり強引な方法です。

 

ちょうどジタバタしているところにウェイター(ギャルソン)と野菜の配達員が戻ってきています。

 

シェフは水(が入ったように見えるトリックグラス)を使って介抱している姿を二人に見せたことでアリバイ(?)を作りました。

 

 

なぜグルメ大名を見破った?っていうか見破る必要あった?

 

ドラマでも原作漫画でも提供した皿の模様が違ったことでグルメ大名を見破っています。

 

匿名レビュアーは外見を知られていないはずなのに、最初から一人だけ皿の模様を変えています。

 

これはすでに目星がついていたことになりますよね。

 

おかしいです。

 

 

というか、落ち着いて考えたら見破る必要はないです。

 

なぜなら、「お詫びの無料ランチ」への招待は口コミサイトのグルメ大名の個人ページから送られたからです。

 

グルメ大名に謝りたいのであれば、外見を判別する必要はありません。

 

ランチを招待するのに外見を把握しておく必要はないんです。

 

普通にランチに招待し、「あなたがランチ大名様ですか?」と言ったところで匿名口コミサイトのレビュアーが「俺様の顔を知らんのか」と怒ることはあり得ません。

 

 

それにグルメ大名のレビューで星1となったとはいえ、もともと他のプロレビュアー(笑)のせいで評価は低かったはずです。

 

最初からグルメ大名を狙い撃ちする必要はありません。

 

 

トリックグラスと目撃者だけではアリバイは成立しない

 

シェフはウェイターと配達員の目の前で介抱したことで疑いの目を逸らせています。

 

...。

 

果たしてそうなるでしょうか。

 

トリックグラスで水を飲ませようとしていたという点が今回の目玉でしたが、そういう次元の話ではないように見えますね。

 

まず、都合よくお使いに行かせたウェイターが介抱中に戻ってくるかわかりません。

 

窒息は呼吸ができない状態を指します。

 

だとしたらそう何分ももがき苦しむことはないでしょう。

 

パンを詰め込んでいる最中に戻ってくる可能性もありますし、グルメ大名が亡くなった後に戻ってくる可能性だってあります。

 

タイミングがシビアすぎますね。

 

 

すべての理由は「フィクションだから」

 

「美食探偵 明智五郎」はこんな感じの無茶な話が続きます。

 

原作は漫画であり、ノンフィクションではありません。

 

そもそも、マグダラのマリアが崖から落ちたのに怪我もなく生き延びたり、旦那を刺しておきながらフランスに遊びに出掛けたり、そもそも働いていないのにやたらと優雅な生活をしていたりというツッコミどころ満載の話です。

 

つっこんだら負けです。

 

 

最後に

 

日テレドラマ「美食探偵 明智五郎」の第3話はかなり無茶な話でしたね。

 

お皿の模様のトリックはそもそも必要ない話でしたし、パンを詰めてから介抱するシーンは数十秒から1分前後の非常にシビアな時間管理が求められるトリックでした。

 

コメディだと思って視聴しましょう。

 

 

 

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