日テレドラマ「あなたの番です」の第２章で
登場した二階堂忍。
ＡＩを研究している大学院生ということで
手塚翔太がプロファイリングを頼んで
います。
脚本家としては「理系の天才」を描き
たかったのでしょうがズレすぎて
ネガキャンにしかなっていませんね。
昭和レベルのステレオタイプ
コミュ障で好きなことになるとひたすら
喋り、相手の気持ちを理解するのが苦手な
天才という昭和レベルのテンプレです。
文系の方にとって「理系の天才」という
のはこういうイメージなのでしょうね。
ＡＩが雑
そもそもこのドラマはプログラミングの
教材動画ではないので細かい点につっか
かってはいけないのでしょうが、二階堂忍が
ＰＣに打ち込んでいた内容がいい加減すぎて
残念なことになっていました。
書き方が統一されていない
まず何よりも「日本語の文章」で入力
している点。
そしてその文章のフォーマットが統一
されていない点が気になります。
たとえば石崎家を訪ねた際には
常識のある人
計画性のあるタイプ
などと入力していました。
まず「～のある人」と「～のあるタイプ」
という統一されていません。
さらにその後、夜遅くまで引っ張りまわす
翔太にたいし
常識なし
と入力しました。
「常識のある人」にあわせるならば
「常識のない人」ですよね。
また、尾野幹葉については
NAME:尾野【ono】
となっています。
他の人はフルネームなのにここだけ
名字のみです。
性格の入力が二階堂忍の主観
常識があるかないか、たった１度の
行動で見分けられるのでしょうか。
これまでの行動から石崎洋子は
「常識なし」に分類されますよね。
北川澄香・そら親子が引っ越した際に
他人のベッドにダイブしてまで阻止
しようとしましたし、なにより
二階堂忍に対し初対面で何の権限も
ないのに「入居拒否します」などと
言い出しています。
これのどこが「常識のある人」なので
しょうね。
二階堂忍の主観によって性格が変わる
のでこのＡＩはまともな答えを返せる
とは思えません。
「あなたの番です」はHuluでスピンオフの
「扉のむこう」が公開されており、それぞれ
表の顔と裏の顔で性格が違うことが描かれて
きました。
相手によって態度が違うのはある意味普通の
ことです。
初対面の二階堂忍への態度だけで性格を
入力するのは主観による決めつけです。
プロファイリングＡＩを自作
多くの文系の人が勘違いしているのは
ＡＩを含めて「プログラム」は一人で
ちょこちょこっとやれば完成すると
いうことですよね。
ＡＩのプログラミングはかなり難度が
高いのでとくに一人での作業は困難です。
犯罪者プロファイリングＡＩは市販予定？
徹夜明けでＰＣを弄っていた二階堂忍は
ドヤ顔で黒島沙和に「インターフェースを
作っただけです」と語っています。
必要ですかね？
市販するのであればプログラミングを
知らない人にも使いやすいような
インターフェースを整える必要がありますが
今回は結果さえ出力されればいいはずです。
徹夜でインターフェースを作るくらいなら
さっさとプロファイリングのＡＩの作成に
取り掛かったほうがいいような気がします。
最後に
日テレドラマ「あなたの番です」の第２章に
新しく登場した二階堂忍。
大学院に通う工学部の学生でＡＩを
研究している天才という設定です。
大学院レベルなのでＦＢＩや警視庁が
プロファイリングに使うという最先端
レベルのＡＩを一人で自作できるとは
思えません。
プログラミングの教材ではないので
細かいことはどうでもいいとはいえ
ファンタジーすぎます。
これが通ってしまうのであれば、
手塚菜奈の最期の動画や藤井淳史の
病院のＰＣに仕込まれた自作ウイルスも
誰でも作れてしまうことになり推理の
手がかりが失われてしまいます。
二階堂忍は性格も捻じ曲がっている
ようですし、理系・プログラミングに
対するネガキャンにしかなっていない
ような気がします。