こんにちは、猫の下僕です。
我が主(猫)は、トカゲを捕まえる
のが得意です。
庭の一箇所で半日近くじっとしていると
思ったら、意気揚々とトカゲを咥えて
帰ってきたりします。
トカゲは好きですか?
フォルムが恐竜に似ているということで
爬虫類の中では人気がある部類では
ないでしょうか。
ただ、それはサイズが小さいからという
面もあるのかもしれません。
もし人より大きなサイズのトカゲが
目の前にいたら・・・
ジュラシックパークのような恐怖に
襲われパニックになること必至ですね。
タイで民家に入ってきた動画なども
ありますので、ご覧ください。
目次
ミズオオトカゲ
タイなど東南アジアに生息する、トカゲの中
でもかなり大きなサイズになる
ミミズオオトカゲ。
なんと最大で全長250センチメートル
ほどにまでなるのだそうです。
その際の体重は25キログラムほど。
全長に対しかなり軽いように見えますが
ワニなどと違って細身であることが
その理由なのかもしれませんね。
生息地域はタイやベトナム、インドなど。
東南アジアに広く分布しています。
ブラックデビル
ミズオオトカゲには、表面が黒味がかった
個体もおり、タイやインドでは黒い
ミズオオトカゲをブラックデビルと
呼んでいるようです。
個人的にタイによく行くのですが、
タイ人の友人で「ブラックデビル」の
話題を出した人はいませんでした。
本当にタイでもブラックデビルと呼ばれ
ているのか若干疑問です。
なお、表面が黒味がかった個体は亜種と
いうわけでなく、分類上は同じ種と
いうことになるようです。
本当にブラックデビルと呼ばれているの?
とりあえず、私の友人のタイ人には
ブラックデビルと呼んでいる人はいません。
ただ、そもそも私がタイでミズオオトカゲ
と遭遇したことがなく、話題になること
がないだけなのかもしれません。
ですが、ミズオオトカゲには毒などが
ありませんし、全長は250cmとなり人間
よりも大きくなるものの、ほっそりと
して軽く、他のオオトカゲと比べて
凶暴性もあまりない温厚な個体が多い
です。
人間に対する危険性が少ない生き物に
果たしてデビルの名前を付けるで
しょうか。
本当にブラックデビルと呼ばれている
のか、疑問が残りますね。
・・・と思ったのですが、よく考えたら
タコはデビルフィッシュという別名が
ありましたね。
人にとってキモいもの・恐ろしい見た目
というだけでも、デビルと付けるのかも
しれません。
ミズオオトカゲは、絶滅した恐竜を彷彿
とさせるフォルムで、人間より大きな
サイズに成長します。
恐ろしい見た目という意味では、黒い
個体のミズオオトカゲはブラックデビル
と呼ばれてもおかしくないような気が
しますね。
ミズオオトカゲの別名
ブラックデビルと呼ばれているかは
別として、ミズオオトカゲにはもう一つ
別名があります。
その名は、サルバトールモニターです。
salvator・monitorですね。
salvatorの意味を調べてみたところ、
ラテン語で「救世主」と出てきました。
救世主の監視者といったところでしょうか。
ブラックデビルの役割が救世主の監視・・・?
ブラックデビルは害虫なのか
日本でもトカゲは益虫ですよね。
ミズオオトカゲはどうでしょうか。
ミズオオトカゲ(ブラックデビル)は
その巨体ゆえ、食事量が多いです。
また、昆虫だけでは食事量が足りなく
なってしまい、時には犬や猫が襲われる
こともあるのだとか。
猫が襲われる・・・?
害虫です!(猫好きの意見)
ニワトリやアヒルなどの家畜が被害に
あうこともあるようで、こうなると
害虫と言ってもいいのかもしれませんね。
ミズオオトカゲ捕獲動画
こちらの動画では、民家に入り込んでしまった
ミズオオトカゲを捕獲しています。
色が黒くないのでブラックデビルでは
ないようですね。
250cmはないのでしょうが、デカイです。
こんな生き物が部屋に現れたら失禁
する自信があります。
毒はある?
人間に直接害を及ぼすような毒は持って
いません。
ですので、噛まれても痛いだけです。
ただし、皮には毒があるとされています。
ですので、ゲテモノ料理屋さんなどで
出てきても食べないようにしましょう。
なお、現地では皮は革製品に利用されて
いますが、一般的には食用とされて
いないため、通常の旅行の範囲では
食事に出てくることはありません。
安心ですね。
飼える?
飼えます。
日本にも輸入されることがあり、爬虫類
ペットショップなどでごく稀に入荷の
情報が入ることもあります。
通常は幼体の状態で入荷することが多い
ようで、値段は5万円前後です。
比較的レアな爬虫類のため、値段の
幅は広いようですね。
寿命は20年以上で、大切にかわいがれば
30年生きる個体もいるようです。
前述の通り、最大250cm近くになるので、
幼体が小さくても最終的に250cmの
トカゲを飼えるスペースを確保できる
状態でお迎えしましょう。
ミズオオトカゲは変温生物です。
タイなどと比べ、日本は非常に寒い国
なので、ヒーターなどの設備が必須です。
設備の費用や設置場所を考えると、
かなりお金に余裕がある人でないと
難しいでしょう。
懐くの?
オオトカゲの中では人に慣れやすい
部類とされています。
前出の動画でも、民家にいながら人間を
恐れていませんでしたよね。
また、意外に知能が高く、猫や犬の
ように、トイレを覚えたりもできる
のだとか。
一緒に散歩もできるかもしれませんね。
ただし、飼い主には見慣れたかわいい
ペットでも、知らない人が見たら
小型の恐竜です。
パニックを起こさないためにも、
リードは必ず付けましょう。
コモドオオトカゲとは違うの?
大きなトカゲといえば、コモドオオトカゲ
が有名ですよね。
あちらもミズオオトカゲと同様に
オオトカゲ属に属しています。
最大全長は313センチメートルという
ことで、ミズオオトカゲよりさらに
大きなサイズになります。
なんと166キログラムを記録したことも
あるのだとか。
ただ、トカゲは体内に食べ物があるか
どうかで大きく体重が変わるそうで、
ミズオオトカゲと同様のサイズの
250センチメートルの個体の平均体重は
47キログラムなのだそうです。
それでもミズオオトカゲの倍近い
体重なんですね。
危険種!
コモドオオトカゲはミズオオトカゲと
異なり、人間にとって明らかに危険な
トカゲです。
というのも、口内に毒を注入する器官を
持ち、噛まれると毒により血が止まらな
くなり、失血になる可能性があるのです。
外見通りの恐ろしい生き物なのですね。
でも飼える!?
ワシントン条約で輸入が禁止されて
いるため、日本国内で合法的に飼う
ことはできませんが、インドネシアなど
生息地では可能かもしれません。
というのも、幼体の頃から人間に慣らす
ことで、人間と一緒に散歩することが
できるほど懐くのだそうです。
とはいえ、前述のように噛まれたら
大惨事になります。
猫や犬を飼うようにはいかないですよね。
最後に
ということで、コモドオオトカゲの
影に隠れがちな超巨大オオトカゲ、
ミズオオトカゲをまとめてみました。
毒などを持たず、比較的温厚な性格の
トカゲです。
黒い個体はブラックデビルと呼ばれて
いるとの話ですが、その性質を考えると
「デビル」の名にふさわしくないような
気がしますね。
タイでは首都バンコクにあるルンビニ公園内
にも生息していますので、実物を見たい方は
ぜひタイに旅行に行ってみてください。
夏休みでも、航空券は3万円あれば手に
入りますよ!