TBSドラマ「集団左遷!!」の第一部が
最終回を迎えました。
蒲田支店はノルマまで残り1億届かず
廃店となってしまいました。
左遷にならず大喜び!
最後の1億を「お客様のために」蹴った
ことでノルマを達成できませんでした。
そのため蒲田支店は廃店となりました。
しかし、99億円の融資を達成した功績を
称え、全行員が三友銀行の各支店へ異動と
なりました。
つまり誰もリストラや左遷にあわずに
済んだのです。
蒲田支店のメンバーたちは満面の笑みで
それぞれの支店へ巣立っていきました。
めでたしめでたし。
ちょっとまて!「お客様のため」はどこ行った?
廃店危機を知らされた際、「蒲田支店が
なくなったらこの支店に来るおじいちゃん
おばあちゃんはどうするんだ」と奮起
していましたよね。
彼らの事は忘れてしまったのでしょうか。
「集団左遷」を記事にされピンチに陥った際
「潰れては困る」とお金を預けに来てくれた
お客さんのことは忘れてしまったのでしょうか。
「最後の1億円」を蹴ったのはたしかに
いい話かもしれません。
そして蒲田店の行員たちの頑張りが報われた
のもよかったです。
ただ、これまで付き合いのあったお客さんに
ついて、支店統合の残務処理シーンでは
事務的な対応をしている所しか映りません
でした。
「お客様のために」奮闘したはずが最後の
最後には完全に意識から切り離されて
しまっています。
これまでほとんど1話完結の融資話ばかり
でした。
1話カットして「大切なお客様」との
別れのストーリーを入れてもよかったのでは
ないでしょうか。
花沢さん・・・
第1章最終話では左遷された花沢さんが
左遷先の事業拡大話を蒲田支店に持ち
こんでいます。
花沢さんはスパイでしたが、改心して
横山常務を裏切ったことで左遷させられて
しまった元蒲田支店の行員です。
ベタな展開ですが私はこの手のストーリーは
大好きです。
ただ、蒲田支店の異動に花沢さんは含まれて
いないようなのが少し残念ですね。
一人だけ今回の集団左遷の大波に巻き込まれ
貧乏くじを引いてしまったことになります。
最後に
TBS「集団左遷!!」第1章が終わりました。
最初から「頑張って頑張って頑張る」という
古い体質のまま突き進んだ蒲田支店は
惜しくもノルマを達成できませんでした。
頭取の計らいで好成績を残した蒲田支店の
行員全員が各支店への異動となりました。
それ自体はいい話だったかもしれませんが
蒲田支店がなくなると困るはずのお客さんに
想いを馳せる雰囲気が全くないのが気がかり
です。
蒲田支店の廃店危機を知って預金や融資依頼に
来てくれた地元の人に対し、最後に事務的に
統合のお知らせをしているのは果たして
「お客様のため」に行動していることに
なったのでしょうか。
花沢さんも結局左遷させられたままの
ようですし、明るい部分の裏にちらほらと
闇が見えておりちょっと怖いですね。
私の根性が捻じ曲がっているから闇に
見えているだけかもしれませんが(笑)