日テレドラマ「ニッポンノワール」が最終回を迎えましたね。
悪の秘密組織・ニッポンノワールが遊佐清春を生かしていたのは「新薬」の在りかを知るためでした。
ですが、その話には矛盾がありますよね。
「清春しか新薬の在りかを知らない」ということだったのですが、マスターは知っていました。
矛盾だらけで物語が破綻しているように感じるのは私の理解力がないせいなのでしょうか。
マスターは全てを知っていた
10億円を隠し持っていたのはマスターでした。
それだけでなく、新薬が保管されているロッカーの鍵を持っているのもマスターでした。
そもそも、新薬の開発をしたのもマスターでした。
もう記憶を失った清春なんか放っておいてマスターを脅して吐かせれば解決でしたよね。
そもそも「新薬」なんか欲しいの?
設計図ではなく完成した「新薬」そのものはどうしても欲しいものだったのでしょうか。
ニッポンノワールは「無敵の兵隊」を作ることがそもそもの目的だったはずです。
だとしたら、1人分の薬などあっても意味がないのではないでしょうか。
その「新薬」を解析することで量産するつもりなのでしょうか。
そんな面倒なことをする必要はあったのか
マスターは新薬の開発資料を全て破棄したと言っていました。
とはいえ、マスターはまだボケているわけではないので頭脳は健在です。
再度同じ研究を進めれば、一度開発に成功しているため比較的短時間で再開発が可能だったはずです。
コインロッカーってそんなに保管できるの?
今の時代、駅のコインロッカーは数日程度で回収されてしまいます。
ニッポンノワールで碓氷薫がコインロッカーに入れてから清春が回収するまでどのくらいの日時が経過しているかはわかりませんが、少なくとも1週間は経っているはずです。
なぜ駅員などコインロッカーの管理者に回収されなかったのでしょうか。
10億円の行方
碓氷薫主導で銀行から奪った10億円はマスターが管理していました。
マスターはこのお金を「ニッポンノワールの被害者への補償に使う」と碓氷薫と約束していたようです。
おかしいですよね?
10億円はニッポンノワールから奪ったのではなく、東堂銀行から奪ったものです。
ニッポンノワールのものではなく東堂銀行のお金です。
悪の組織から奪ったわけではないので銀行に返すべきではないでしょうか。
「ニッポンノワール」の世界ではSFな設定が存在するだけでなく倫理観も現実と違うのでしょうか。
最後に
日テレドラマ「ニッポンノワール」が最終回を迎えました。
「全てはこの1時間のためにあった」と予告された最終回がもやもやしたまま終わり、多くの視聴者が不完全燃焼になっています。
マスターがなぜか「新薬」のコインロッカーの鍵を持っていたり、10億円を勝手に使おうとしていたりとわけのわからない行動をしていますね。
物語が破綻しているように感じるのですが、何か説明はあったのでしょうか。
こんな物語ですが、真犯人の予想を当てた方がたくさんいます。
すごいですよね。
なお、Huluでは真犯人自身による伏線の解説動画が公開されています。
正直それを見るためにHuluを契約するのはオススメできませんが、「真犯人だけ」であれば早い段階で推理ができたようです。
SF設定が後出しで登場する世界でしたが真面目に推理している人もいたんですね。