こんにちは、猫の下僕です。
慶応ボーイで専業主夫ということで話題の
宮内崇敏さんですが、実は慶応ボーイでも
専業主夫でもなかったようです!
私立最高峰の大学といえば、早慶または
慶早(慶應義塾生は「慶」が先だとか)
ですよね。
そんな超高学歴なのに専業主夫をしている
宮内崇敏さん。
ムーチョというハンドルネームで
漫画ブログを運営しながら専業主夫を
しているそうです。
ん?
この時点で、おかしいことに気付きますね?
宮内崇敏さん、いくつか経歴詐称を
していらっしゃいます!
ひとつずつ見ていきましょう。
目次
【学歴詐称】慶応ボーイじゃない!
宮内崇敏さんの学歴を確認してみま
しょう。
・10歳の頃、両親の仕事の関係で
シンガポールへ。
・高校は慶應義塾ニューヨーク学院
・大学は慶應義塾大学
お気づきでしょうか。
宮内崇敏さんは、高校は日本の慶應義塾
でなく、アメリカにある、慶應義塾が
運営する慶應義塾ニューヨーク学院を
卒業しています。
小学校は慶応の存在しないシンガポール
です。
慶応ボーイではないですね?
ん?
どういうこと?
と思った方もいるでしょう。
詳しく説明します。
慶応ボーイとは
実は、慶応ボーイというのは、
慶應義塾大学を卒業した男性のこと
ではないのです。
慶應義塾幼稚舎
慶應義塾中等部
慶應義塾高等学校
慶應義塾大学
この4つを、幼稚舎からエスカレーター
で卒業した男性だけを慶応ボーイと呼ぶ
のです。
宮内崇敏さんは、10歳の頃シンガポール
に在住していたので、確実のその頃は
慶應義塾からは離れています。
慶応ボーイのスタート、慶應義塾幼稚舎とは
ちなみに、慶應義塾幼稚舎というのは
「幼稚」という名称から幼稚園と勘違い
されてしまいますが、れっきとした
小学校です。
都内最高クラスの難関小学校として
セレブの間で有名です。
4クラスに分かれており、社長の御曹司
だけを集めたクラスや、将来医者になる
ことを義務付けられた子供のクラス、
お金持ちのタレントや有名人などの子供
が入るクラスが存在します。
1年生から6年生までクラス替えが行われ
ず、ずっとおなじメンバーで過ごします。
この6年間という期間で、お互い仲良く
することが、将来「慶応ボーイ」としての
横のつながりとなるのでしょう。
【職業詐称】宮内崇敏さんは専業主夫じゃない
専業主夫とは、給与を得る仕事をせずに
家事や育児に専念する男性のことです。
さて、宮内崇敏さんはどうでしょうか。
前述の通り、ムーチョというハンドル
ネーム(ペンネーム)で漫画ブログを
運営しています。
ブログを拝見したところ、広告が表示
されており、そこから収益を得ている
ことがわかります。
月間の閲覧数は10万ページに満たない
ものの、毎月コンスタントに数千円から
1万円程度は稼げているはずです。
さらに、facebookを見たところ、
講談社「たのしい幼稚園」にて漫画の
連載を持っていることがわかります。
同人誌ではなく、きちんとした出版社
の雑誌に連載を持っているのであれば、
それは完全に「仕事」です。
広告収入と漫画連載という2足の草鞋を
履いている宮内崇敏さんは、専業主夫と
呼ぶには無理があります。
これまではどんな仕事をしていた?
専業主夫ではない宮内崇敏さんですが、
慶應義塾大学を卒業してすぐに主夫と
なったわけではありません。
卒業後は、あのディズニーリゾートを
運営するオリエンタルランドへ就職し、
4年間務めています。
また、その後は三菱電機などの有名な
会社へ転職しています。
順風満帆ではなかった会社員時代
自分では学歴を気にしたことがなかった
という宮内崇敏さん。
ですが、慶応卒と言えば誰もが一目置く
学歴ですよね。
周囲からはエリート採用と呼ばれ、
慶応のコネ入社などと蔑まれたことも
あったようです。
それでも人一倍仕事をする宮内崇敏さん
は、上司にも遠慮をせずに意見をする
性格でした。
日本の企業は上下関係が厳しく、上司に
意見することは口答えと取られてしまい
ます。
次第に自律神経失調症に苦しむように
なり、転職を繰り返すように。
奥さんが外資系企業に勤めており
生活費の面での問題もなかったことで、
宮内崇敏さんは主夫という選択を
取りました。
会社員と主夫のどちらが大変かという
議論は別として、宮内崇敏さんには
主夫業が合っていたようです。
今では能率が上がり、専業ではなく
ブログの更新や雑誌での漫画連載を
持てるようになっています。
自分の息子が主夫になるのはOK?
宮内崇敏さんのブログで、面白い
アンケート結果が掲載されていたので
紹介したいと思います。
https://twitter.com/mucho/status/872378342435155970
※ムーチョさんとは、宮内崇敏さんのネット
上でのペンネームです。
世間全体としてならば専業主夫が増える
のは歓迎だけど、自分の息子が主夫に
なるのはちょっと・・・
そう考える人は多いですよね。
ですが、アンケートの結果は
https://twitter.com/mucho/status/872380186527977474
ということで、「全然OK」と
「本人が納得しているならOK」を
あわせると80%を超える人が賛成と
なっています。
男女平等社会が近づいているのかも
しれません。
ただ、これはtwitter上という顔の見え
ない匿名性の強い場でのアンケート
なので、面と向かって本当にOKだと
言えるかどうか若干怪しいという点に
注意が必要です。
高学歴は選択肢の幅を広げるのか?
今回の「慶応ボーイなのに専業主夫」
という肩書きで思うのは、「高学歴は
必ずしも選択肢の幅を広げるわけでは
ない」ということです。
高学歴でないと入りにくい会社という
のは確かに存在しますし、医学部に入学
できなければ医者への道は閉ざされて
しまいます。
そういう意味では、高学歴は確かに仕事
の選択肢は増えるように見えるのですが、
宮内崇敏さんのように、高学歴なのに
主夫をしているということが話題に
なるというのは、裏返せば「高学歴
なのにもったいない」という思いが
多くの人にあるからなのではないで
しょうか。
高学歴でもバイト生活をしながら海外を
放浪したっていいですし、医学部を
卒業しておきながら医者にならずに
ペンションのオーナーになってもいいと
思うのです。
○○を卒業したのだから△△になる
べきだという考えは、むしろ職業の
選択肢の幅を狭めていることになって
しまうのではないでしょうか。
本当の意味で、多くの職業を選べる、
選んでも周囲から文句を言われない
社会になるといいですよね。
最後に
ということで、専業主夫でなく、
慶応ボーイでもない宮内崇敏さんを
調べてみました。
それぞれ、漫画連載という仕事を持ち、
10歳で慶応のないシンガポールに在住
していたという点で肩書きが正しく
ありません。
それはそれとして、主な収入が奥さんの
仕事で、慶応大学卒というエリートな
学歴を持っているのに主夫業をメインに
するというのは面白い選択ですよね。
学歴が本当の意味で選択肢を広げる
ものになる社会が来ることを願っています。