フジテレビ「10の秘密」では第3話で早々に「10年前の火事」の秘密が明かされましたね。
ただ、娘が火事を起こした張本人だというのを登場人物全員が疑っていないことに大きな疑問が残ります。
第3話の映像や白河圭太の告白では、瞳が犯人であるとは断定できませんよね。
まだ何か隠されていると考えてよさそうです。
10年前の火事の概要
まだ仙台由貴子(演:仲間由紀恵)が一緒にいた10年前、白川家は友人の別荘を借りて旅行に行き、バーベキューなどをして楽しんでいました。
その日の夜、由貴子は圭太に転職の意思を告げ、子育てに関する意識の違いから口論になっていました。
お互いヒートアップしてしまい、気が付いたときには瞳がいませんでした。
急いで周囲を探したところ、別荘の裏の林に隣接する別の別荘が燃えていました。
その燃えている別荘の前に瞳が立っていたため、白河圭太・仙台由貴子は瞳が犯人だと断定し、警察に名乗り出ずに秘密にすることにしたのです。
そもそも瞳は犯人ではない
乾燥していたところに瞳が持っていたランタンの火が燃え移ったということになっています。
ですが、映像上ではそのランタンは火が消えた状態で燃え盛る家とは離れた場所に転がっていました。
その上、白河圭太はそのランタンを素手で持って立ち去っています。
この時点で瞳が犯人であるという根拠はなくなりますよね。
白河圭太も仙台由貴子も瞳が火をつけた瞬間は見ていません。
あれだけ燃えている状況でランタンの周辺に火がなく、ランタンそのものも焦げてすらいません。
ですので火元はランタンではないでしょう。
さらに、素手で持てる程度の温度だったためあの火事の場にランタン(および瞳)がやってきたのは少なくともランタンが高温に熱せられる前です。
明かされなかった秘密は?
おそらくは、被害者の有無については正しく語られていないでしょう。
第3話で白河圭太は「やけどした人はいたみたいだけど誰も亡くなっていない」と言いました。
おかしな証言ですよね。
自分の娘が真犯人だと思い込んでいる親が「いたみたいだけど」というあいまいな表現を使うでしょうか。
何かを誤魔化そうとしたため断定的な喋り方が出来なかったのではないかと感じますよね。
「乾燥していて一瞬で燃え上がった」というのであれば、ちょっとしたやけどだけで済むという状況は考えにくいです。
生死にかかわるレベルの大やけどをおうか、そもそも無事に逃げられた、または最初から誰もいなかったというパターンになりそうな気がします。
そして何よりも、故意でないにせよ自分の娘が他人に危害を加えてしまったのに「誰も死んでないからオッケー」とはならないのではないでしょうか。
ドラマだからセリフ回しがおかしいのか、白河圭太がクズなのか、それとも白河圭太が何かを隠しているのか、いろいろな可能性が考えられますね。
伊達翼の様子がおかしい
音楽大学に通うイケメン大学生の伊達翼は改めて白河圭太から謝罪を受けた際、「あなたの罪はそれだけですか?」と執拗に繰り返していました。
また、その後乱暴にピアノを弾きながら「自分たちはわかりあえてると思ってる親子がむかつく。壊したくなる」と不穏なセリフを呟いています。
もしかしたら10年前の火事の遺族なのかもしれませんね。
なぜ隠せているのか
10年前の火事について、瞳はネットで調べてもわからず探偵を雇おうとしていました。
瞳がまだ中学生だから調べる能力が欠けているという可能性も考えられますが、あのレベルの大火事であればニュースにもとりあげられているでしょうし、新聞のアーカイブからでも事件の内容も被害の様子もわかるような気がしますね。
10年前というと2010年です。
昭和の時代なら別ですが、今の時代は事件や事故などはデータとしてネット上に残ります。
今後納得いく理由が明かされるのでしょうか。
最後に
フジテレビドラマ「10の秘密」の10年前の火事の詳細が白河圭太の口から語られましたが色々とつっこみどころがあって怪しいですよね。
正直、第3話時点では瞳が原因で火事になったとは思えません。
あれだけの大火事がネット上に出てこないという設定もおかしいですよね。
白河圭太自身も何かまだ隠しているようですし、伊達翼も白河家に関してなにか思うところがあるようです。
まだ10年前の火事は全容が明らかになったわけではないのでしょう。
今後どうなっていくのか楽しみですね。